レイジング・ブレット 復讐の銃弾

Eye For An eye 1996年 アメリカ作品
監督: ジョン・シュレシンジャー
出演: サリー・フィールド(カレン役)、キーファー・サザーランド(ロバート役)、エド・ハリス(マック役)、オリヴィア・バーネット(ジュリー役)、アレクサンドラ・カイル(メーガン役)、ジョー・マンテーニャ(デニーロ刑事)、ビヴァリー・ダンジェロ(ドリー役)


さて、ストーリーはカレン、マック夫妻の次女の誕生日。自宅では長女がパーティーの準備中。母親のカレンは職場から自宅へ帰宅途中の車中、娘の様子を知るために電話をかけます。「準備万端よ」と楽しげな娘の声。そのときに事件は起きます。男が家に押し入り乱暴を。道路は交通渋滞。カレンは車を降りて周囲の人々に警察に電話してくれるよう半狂乱で叫びます。自分の携帯の向こうでは娘が母親に助けを求める声が。しかし、無残にも娘はレイプされ殺害されてしまいます。愛する娘を失った夫妻のその後はどうなるのか?。

幸せな家庭に襲い掛かる悪夢。カレンの連れ子の長女を「実の娘のように愛し、育ててきた」と妻と共に悲しむマックは、自分がしっかりして妻を支えようと努め、次女は母親の様子がいつもと違うことを「事件が自分の誕生日に起こり姉が死んだため、ママの接し方が今までと違ってしまった」と一人悩みます。

そんな家族の様子をよそに長女を失った悲しみから立ち直れないカレンは、子供を亡くした被害者の会で偶然にも「罪に相当する罰を受けることのない犯人に制裁を加える」組織の存在を知ります。一度は逮捕された娘を殺した犯人ですが、証拠がなく釈放になり、カレンは自分の気持ちになんとか整理をつけようと、犯人の後をつけ、警察にも警告をしますが、再び同じ事件が。

やりきれなさを募らせたカレンはついには「復讐」組織に頼み、犯人に自ら制裁を加えるための準備をします。それは夫のマックにも秘密でした。でも、マックも妻の行動に怪しいものを感じています。カレンは夫や次女のことをよく考え、思いとどまるものの、最期には正当防衛という手で犯人を射殺するのです。

カレンのどうしても納得できない気持ち、犯人を憎む思いというのは、母の愛の強さ、とでも言うのでしょうか? いざとなったら女は強いなーと観ていて思ったのですが、こういった行動は賛否両論でしょうね。現実にこんな組織はあるかもしれないし、映画で観ているだけの私には実際に起こったことではないので共感することもできませんし、その苦しさもわかりえません。また、カレンがある程度裕福な家庭だったから、実行できたとも言えるでしょうし。

私が気になったのは、ホワイトカラーの仕事をしているカレンとどうやらブルーカラーの職についているらしきマックが夫婦だという設定と、ラストシーンの二人です。家族旅行の日、カレンは計画を実行するために一人仕事のためにあとから追いかけると言って自宅に残るわけです。それに途中で気がついたマックが慌てて車を自宅に走らせると事は終わったあと。ソファーにぐったり座るカレンを部屋の入り口で見つめるマックの顔には言葉に出来ない表情が。この二人、また元のように暮らせるのだろうか? 夫婦としてやっていけるのだろうか? という気になりました。

カレンが組織に助けを求めたとき、「どんな結果になっても覚悟は出来ているのか?」と聞かれますが、それは自分が返り討ちにあうということだけではなく、私の抱く不安をも指していたのではないかとそんな気になったラストでした。二人のその後が気になります。

エド・ハリス観たさにこの映画を見てしまった私もまだまだミーハーファンでしょうか? 実はテレビ放送で見た映画でしたが、邦題タイトルは「狙う女 恐怖の連続レイプ殺人」でした。出演者にエド・ハリス、キーファー・サザーランドとあったので、見たのですが、この邦題が「何だかなあ」ですよね。それがまたテレビ放送してくれた木曜洋画劇場らしくもありますが、いかにもB級サスペンスでNice Bodyのお姉ちゃんのお色気ありよん~という香りを漂わせいる。原題は「目には目を」という意味でしょうけど、そして内容もそうだったんですけど、もうちょっと何とかならないか、邦題! と叫びたくなってしまいますね。

監督はジョン・シュレシンジャー、ヒロインはサリー・フィールド、その夫役にはエド・ハリス、犯人役にはキーファー・サザーランドだから、B級と呼ぶには豪華な顔ぶれ。脇にも個性的なジョー・モントーニャを揃えているのに勘違いさせ邦題にはやや幻滅気味。現在では、海外ドラマ「24」のヒットで、正義のため、家族や仲間、国家のために戦う男ジャック・バウアーのイメージが定着したキーファーの悪役は、今の若者には結び付きにくいかもしれませんが、この当時はなかなか個性の強いクセのある俳優としての役柄が多かったので、出てきた瞬間にこの男、怪しすぎる感が漂っていて、見ている側には「犯人わかった!」って、展開でしたが、やっぱり今振り返るとB級映画と呼ぶには、出演者が豪華かな?のちに、「レイジング・ブレット 復讐の銃弾」と変更になったようで、当サイトもこのタイトルでの紹介としました。

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