Theater 5418では女性の生き方を描く映画や海外ドラマ、興味深い歴史上の女性をジャンルを問わず紹介(不定期) どうぞ、お楽しみください

キル・ビルVOL.1とキル・ビル VOL.2

「キル・ビルVOL.1」(原題:KILL BILL: VOL. 1)2003年 
「キル・ビルVOL.2」(原題:KILL BILL: VOL. 2)2004年

  • 監督:クエンティン・タランティーノ
  • アニメーション監督:中澤一登
  • 脚本:クエンティン・タランティーノ
  • キャラクター原案::クエンティン・タランティーノ、ユマ・サーマン
  • アニメーションキャラクターデザイン:石井克人、田島昭宇
    キル・ビルVOL.1キャストキル・ビル VOL.2
    ユマ・サーマンザ・ブライド/“ブラック・マンバ”役ユマ・サーマン
    デヴィッド・キャラダインビル/“スネーク・チャーマー”役 デヴィッド・キャラダイン
    ダリル・ハンナエル・ドライバー/“カリフォルニア・マウンテン・スネーク”役ダリル・ハンナ
    ルーシー・リュー オーレン・イシイ/“コットンマウス”役-
    千葉真一服部半蔵役-
    栗山千明ゴーゴー夕張役-
    ジュリー・ドレフュスソフィ・ファタール役-
    マイケル・マドセンバド/“サイドワインダー”役マイケル・マドセン
    麿赤兒小澤親分役-
    國村隼田中親分役-
    北村一輝小路親分役-
    -オルガン奏者役サミュエル・L・ジャクソン
    -B.B.役パーラ・ヘイニー=ジャーディン
     監督タランティーノの好み全開の映画と言えそうな作り。ゆえに好き嫌いが分かれる作品かなと思う。話は単純。妊婦の花嫁であるザ・ブライド(名前はなかなか明かされないまま話は進む)は、殺し屋だったが、この妊娠をきっかけに足を洗う決意をした。父親は殺し屋集団のボスだが、堅気の生活をするためには誰にも知られず、過去を捨てなければならない。別人になり、新しい人生のパートナーも見つけたのに、ボスのビルに知られ、仲間の暗殺者達によって、式の当日にすべてを奪われ、自らも昏睡状態に陥る瀕死の重体に。だが、奇跡的に目覚めたザ・ブライドはビルとかつての仲間への復讐を始めるのだ。
     作品は2部構成。それぞれ違う印象を与える出来になっている。1部は日本が舞台でルーシー・リュー演じるオーレン・イシイとの対決がメイン。2部はアメリカが舞台でビルとの対決をクライマックスに残るエルとバドへの復讐と続く。ハードアクション満載で、荒野での対決も西部劇っぽい。だた、1部の方が監督の嗜好が強く出ているのではないかと思う。日本映画好きのタランティーノらしく、沖縄、東京と主人公が訪れ、怪しげな店がオーレンとの対決の舞台として登場するが、やはり外国人が描く日本になっている。日本人としてはここはつっこむ所かな、と感じるあたりは笑うシーンではないのに「これ、やり過ぎ」とつっこみたくなる。まあ、そのやり過ぎ感もオタク監督らしくて面白いと言えば面白い。
     あまり深く考えず、映画として楽しめばいい作品。このサイトの趣旨から感想を述べたら、ヒロインのザ・ブライドには明るい未来はあるのかな、とラストで感じてしまう。自分の復讐は済み、死んだと思っていた娘が生きていたこともわかって取り戻した。二人で新しい人生を始めるのであろうラストシーンだが、最初の復讐で相手の娘は母親が殺されるところを目撃してしまい、ザ・ブライドも「大人になっても許せなかったら復讐に来て」的なことを言い残す。尤もだとも思うが、この復讐の連鎖は断ち切れるのだろうか、なんてことも気になる。
     自身の娘に対してはどうだろう? 自分の父親を母親が殺す、それも彼が彼女の婚約者を殺し、自分をも半殺しの目にあわせたから。それを知った時、どうなるのか? と考えてしまうと幸せモードは想像しがたい映画とは言えそうだ。
     ザ・ブライドが何故暗殺集団の暗殺者となったのか、あまり魅力的とは思えない(私には)ビルに何故惹かれたのか、仲間内の中での互いの関係や上下関係などはどうだったのか、といった過去の説明はストーリーの中にはない。エルとの対立らしきものがあったかのようには見受けられるが、詳細は不明。そのあたりは見る側に任せるということだろうか? さらなる続編の企画があるらしいことを読んだので、どんな作品になるのか、見てのお楽しみ。  さて、ヒロインを演じたユマ・サーマンは、体張っての演技です、って感じが炸裂のザ・ブライド役。これまでの彼女の作品からは、こんなアクションが出来るとはちょっと思えないのだが、なかなかさまになっているかな。エル役のダリル・ハンナはやはり「スプラッシュ」の時の印象が私にはあまりに強いせいで、どんな役をやってもピンとこない。とは言え、彼女ももう人魚ってわけにはいかないわけで、年を感じさせますね。ビル役のキース・キャラダインもバド役のマイケル・マドセンも予想通りの役で目新しさはなく、それは、半蔵役の千葉真一も同様で(JACを知る世代には懐かしい大葉健二も、半蔵の寿司屋の店員役で登場はおまけのようでニヤリ)、女優メインの映画かな、と思う。公開当時に注目されたオーレン役のルーシー・リューやゴーゴー夕張役の栗山千明などは見せ場もあるのでファンには嬉しいかも。

powered by Quick Homepage Maker 4.73
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

Designed by Template Panic , Movies and Music Deals, modified byQHM Temps

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional