Theater 5418では女性の生き方を描く映画や海外ドラマ、興味深い歴史上の女性をジャンルを問わず紹介(不定期) どうぞ、お楽しみください

モンタナの風に抱かれて

モンタナの風に抱かれて」(原題:The horse Whisperer)1998年 米

  • 監督:ロバート・レッドフォード
  • 原作:ニコラス・エヴァンス
  • 出演:ロバート・レッドフォード、クリスティン・スコット・トーマス、サム・ニール、ダイアン・ウィースト、スカーレット・ヨハンソン
     

 ニコラス・エヴァンスの原作を読んでロバート・レッドフォードが映画化すると聞いてから、本当に楽しみにしていた一本。「マディソン郡の橋」についで話題になったロマンスものではあるけれど、私としては原作は「モンタナの風」、映画は「マディソン郡の橋」と言う印象でしょうか。
 映画は全体的にはやや長すぎて、西部の生活やカウボーイの暮らしに興味のない人にはつらい後半という気もします。
 トム役には、まさにぴったりというロバート・レッドフォード(但し、もう少し若ければ言うことはないのだが)。相手役のアニーには「イングリッシュ・ペイシェント」で一躍有名になったクリスティン・スコット・トーマス。彼女は「イングリッシュ~」でのイメージのせいか、こうしたメロドラマ的なヒロイ
ンは悪くなかったけれど、ちょっと私の持っていたアニー像とは違っていて違和感もあり。やっぱり、この役にはやや若すぎるのかしら。
 「癒やしの愛」と言うコピーが、かなり宣伝で使われていたかと思いますが、ここでは原作までには及んでいないように感じます。レッドフォードの世界ということで観てみると、美しいモンタナの風景や馬のすばらしい演技、大自然の暮らしなど堪能できるものとなっているけれど、トムとアニーの感情の揺れはいまひとつ。かなり時間をかけて作られた映画と言うことですが、その点が残念。
 その中でちょっと意外だったのは、西部で育ち、牧場主の妻として、そしてトムの義姉として暖かく彼を見守るトムの兄嫁役のダイアン・ウィーストでした。都会的な印象の彼女が牧場主の妻?、というのはどうみても解せないとずっと思っていたので
す。やっぱり、うまいんだなぁ~と新たな発見に驚いたのでした。

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