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2015年3月 博士と彼女のセオリー

2015年3月

博士と彼女のセオリー (原題 THE THEORY OF EVERYTHING)  2014年 イギリス作品 日本公開2015年3月13日

 今月は、ベネディクト・カンバーバッチ主演の「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」や、おとぎ話の主人公達のその後を描いたミュージカル「イントゥ・ザ・ウッズ」、大英博物館が舞台の「ナイトミュージアム/エジプト王の秘密」などなど、観たい作品はあるのだが、今月2作品公開されるエディ・レッドメインの「博士と彼女のセオリー」を注目作品にあげたい。先頃のアカデミー賞でもエディは見事に最優秀主演男優賞を受賞! おめでとうございます! 
 キャッチコピーの通り実在の人物ホーキング博士のストーリー。科学や物理といった理系に興味のない人でも知っている人物であると思う。そういう彼を演じるのはおそらくものすごく大変だったのではないかなと想像できる。ベネディクトの演じた天才数学者アランも実在の人であり、「イミテーション~」の方はその人物や英国政府の秘密を描いた作品。とは言え、アランはホーキング博士ほどの知名度ではないし、時代も第二次大戦中で内容も暗号解読やそのための大がかりな機械など登場し、『映画』として楽しめる作品なのでは、と思うのだが(あ~、こっちも観たい)、「博士と~」の方は、博士と彼を支えた妻の話。こちらの方がちょっと共感できる部分もありそう。
 不治の病との闘い、死期を宣告された苦しみ、そして家族と生きることのつらさ、研究者の自分と夫であり父である自分、その葛藤、と誰にでもある悩みを見せてくれる作品なのではないかなあ。とは言っても、常人には理解できない天才故の苦しみはきっとあっただろう。作品は妻との愛をメインにしているようなので、そのあたりがどのくらい描かれているかはわからないが、やっぱり大いに気になる作品であることは変わりない。
 博士を演じたエディはこのサイトでも取り上げた注目俳優。エディのホーキング博士役は聞いたときにはピンとこなかったが、予告編を観たら意外と違和感がない。ますます注目度が上がりそう。今月はこの作品とは正反対とも言えそうなSF作品の「ジュピター」も公開する。主演はチャニング・テイタムでエディは脇役だが、博士とは全く違った役所でショーン・ビーンやジェームズ・ダーシーなど英国実力俳優も共演とあって、出演者も観たい作品選びの大きなポイントなっている私には、「イミテーション~」同様に心が動かされるのであった。

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