Theater 5418では女性の生き方を描く映画や海外ドラマ、興味深い歴史上の女性をジャンルを問わず紹介(不定期) どうぞ、お楽しみください

2016年7月 フラワーショウ!

2016年7月 

「フラワーショウ!」                         DARE TO BE WILD 2014年アイルランド作品 日本公開2016年7月2日

 今月観たいと思っている女性主役の映画は2本あって、どちらにするか悩んだ末にここで取り上げるのは、上記の通り「フラワーショウ!」となった。もう1本の「ブルックリン」も主演のシアーシャ・ローナンが期待できそうなので(「ラブリー・ボーン」、「グランド・ブタペスト・ホテル」を観たが、期待の女優さん!)、非常に魅力的だ。舞台となる時代も1950年代ということで、古き良きアメリカが観られそう。ファッション的にも大いにチェックしたい作品なのだ。
 また、主人公は男性であるが、「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」も映画ファンとしては見逃せない作品。ハリウッドの内幕を描く(しかも赤狩りの時期の)、アカデミー賞がらみの話。それにジョン・ウェイン役をデビッド・ジェームス・エリオットが演じていると聞けば(何だか、合っていないような気もするけど)、興味はそそられる。トランボの妻役はダイアン・レインだし。
 とは言うものの、ここはやはり、「フラワーショウ!」に注目しよう。実話の映画化であり、無名の田舎の女性ガーデン・デザイナーが世界最高峰のガーデニングの大会で優勝したの成功劇。多分、ストーリーに目新しさや意外な展開はないのだろうけど、何もない状態から成功するまでの彼女の頑張り、それがきっと見所なんだろうと思う。「成功」、というのは本当は正確ではないかもしれない。それじゃ、もう終点まで行き着いてしまったように聞こえるから。きっとヒロインのメアリーにとっては、大会での優勝が夢への第一歩だったのではないだろうか? 造形美よりも自然を活かした庭、素朴だけれど、何故か安心できる空間。それが本当に人を心地よくさせることを知っている人だからこそ、優勝できたに違いないと私は思う。このサイトでは昨年(2015年10月)も女性の庭師を主人公にした作品「ヴェルサイユの宮廷庭師」を紹介した。その時は17世紀、そして今度は現代。時代は違っても女性の出番がとても少ないこうした職業で活躍するのは、本当に大変だろうと想像できる。そこへ飛び込んでいき、諦めない姿には、きっと誰もが元気づけられる、そんな気がします。(2016/07/03)

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