マーティン・フリーマン

Martin Freeman

 英国出身。既に「SHERLOCK(シャーロック)」の中でも書いたが、マーティンの演じるジョン・ワトソンはシャーロック同様、私には非常に印象深かった。というか、私が抱いていたワトソンのイメージとは違った。それも原作をちゃんと読んでいないせいかもしれないが、ワトソンって、真面目だけど堅苦しいばかりのちょっと偏屈っぽい医者だと思っていた。でないと、変人の域に達しているホームズと友人として対等に渡り合うことなんて出来ないのではないかと思ったから。でも、このワトソンは違った。ドラマ紹介コーナーでも書いたが、敢えてジョンと呼びたいワトソンだ。真面目で常識人でごく普通の人だ。偏屈でも堅苦しいばかりでもない。医者として威張ってもいないし、有名人のシャーロックと親友になってもそれを他人に自慢することもない。そんな彼の人柄をマーティンはすんなり嫌みなく見せていると思う。私は「ホビット」のシリーズをまだ観ていないので本当は何とも言えないのだが、ジョン役はマーティンのはまり役でぴったりだと思っている。

 2003年の「ラブ・アクチュアリー」に出演していたので知っている人もいるだろうけれど、英国俳優好きでもある私はこの時点ではチェック俳優に入っておらず、うーん、情けない。当然、「SHERLOCK(シャーロック)」はマーティンを有名にした代表作品と言えるだろうが、同様に「ホビット」シリーズもそうかも。未見の私にはこちらの作品については何も言えないので早々に鑑賞せねば、の宿題作品。そして、やはり英国人俳優ということで、シェークスピア劇でのマーティンを観たいなあ、なんて気持ちも……。「ホビット」の次の作品の「The Hobbit: The Battle of the Five Armies」では、ベネディクト・カンバーバッチと共演するようである。(2014/07/15)

追記:「ホビット」シリーズはまだ観ていないのだが、ドラマ作品の「FARGO/ファーゴ」を観ました。評価は高いようだけど、残念ながら私好みではない! まあ、もともと映画の「ファーゴ」(こちらも観ましたが、やはり私好みではない。映画自体の評価はなかなかよかったよう出演者はよかったのだけれど、好きな作品ではないです)に着想を得て作られたとのことで、ここがまず私好みではないことや他に魅力的な俳優女優がいなかったこと、また舞台となった街が見るからに寒そうで観ていて辛い! マーティンが主役というので頑張って観ましたけどね。でも、このドラマは結構人気のようで、第5シーズンまで作られているのですね。2023年にAmazonプライムで観られたようです。私は第3シーズンまでは観ましたが(こちらはユアン・マクレガーが主演だったので)、もうこれでいいかな。(2025/06/13)


映画代表作品:「ホビット」3部作(2012年・2013年・2014年)、「アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち」(2015年)

ドラマ代表作品:「SHERLOCK シャーロック」(2010年 TVシリーズ)、「レスポンダー 夜に堕ちた警官」(2022年・2024年)

管理人おすすめ:「ラブ・アクチュアリー」(2003年)、「SHERLOCK シャーロック」(2010年 TVシリーズ)

紹介作品:「SHERLOCK シャーロック」(2010年 TVシリーズ)

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