Martin Freeman

 英国出身。既に「SHERLOCK(シャーロック)」の中でも書いたが、マーティンの演じるジョン・ワトソンはシャーロック同様、私には非常に印象深かった。というか、私が抱いていたワトソンのイメージとは違った。それも原作をちゃんと読んでいないせいかもしれないが、ワトソンって、真面目だけど堅苦しいばかりのちょっと偏屈っぽい医者だと思っていた。でないと、変人の域に達しているホームズと友人として対等に渡り合うことなんて出来ないのではないかと思ったから。でも、このワトソンは違った。ドラマ紹介コーナーでも書いたが、敢えてジョンと呼びたいワトソンだ。真面目で常識人でごく普通の人だ。偏屈でも堅苦しいばかりでもない。医者として威張ってもいないし、有名人のシャーロックと親友になってもそれを他人に自慢することもない。そんな彼の人柄をマーティンはすんなり嫌みなく見せていると思う。私は「ホビット」のシリーズをまだ観ていないので本当は何とも言えないのだが、ジョン役はマーティンのはまり役でぴったりだと思っている。

 2003年の「ラブ・アクチュアリー」に出演していたので知っている人もいるだろうけれど、英国俳優好きでもある私はこの時点ではチェック俳優に入っておらず、うーん、情けない。当然、「SHERLOCK(シャーロック)」はマーティンを有名にした代表作品と言えるだろうが、同様に「ホビット」シリーズもそうかも。未見の私にはこちらの作品については何も言えないので早々に鑑賞せねば、の宿題作品。そして、やはり英国人俳優ということで、シェークスピア劇でのマーティンを観たいなあ、なんて気持ちも……。「ホビット」の次の作品の「The Hobbit: The Battle of the Five Armies」では、ベネディクト・カンバーバッチと共演するようである。(2014/07/15)

追記:「ホビット」シリーズはまだ観ていないのだが、ドラマ作品の「FARGO/ファーゴ」を観ました。評価は高いようだけど、残念ながら私好みではない! まあ、もともと映画の「ファーゴ」(こちらも観ましたが、やはり私好みではない。映画自体の評価はなかなかよかったよう出演者はよかったのだけれど、好きな作品ではないです)に着想を得て作られたとのことで、ここがまず私好みではないことや他に魅力的な俳優女優がいなかったこと、また舞台となった街が見るからに寒そうで観ていて辛い! マーティンが主役というので頑張って観ましたけどね。でも、このドラマは結構人気のようで、第5シーズンまで作られているのですね。2023年にAmazonプライムで観られたようです。私は第3シーズンまでは観ましたが(こちらはユアン・マクレガーが主演だったので)、もうこれでいいかな。(2025/06/13)


映画代表作品:「ホビット」3部作(2012年・2013年・2014年)、「アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち」(2015年)

ドラマ代表作品:「SHERLOCK シャーロック」(2010年 TVシリーズ)、「レスポンダー 夜に堕ちた警官」(2022年・2024年)

管理人おすすめ:「ラブ・アクチュアリー」(2003年)、「SHERLOCK シャーロック」(2010年 TVシリーズ)

紹介作品:「SHERLOCK シャーロック」(2010年 TVシリーズ)

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長年の宿題ともなっていたこの作品をついに鑑賞。ソフィア・ローレンもマルチェロ・マストロヤンニも嫌いではないけど、ストーリーを知ってずっと観られずにいた1本です。やはり、悲しいラストよりはハッピーエンドの方が好き。それは多くの人が共感するところですよね? 
同様に宿題になっていた「シェルブールの雨傘」もやっと鑑賞しましたが、どちらもラブラブな二人が戦争を境に結果的には別れることになったお話。こちらの感想はまた後日の投稿でお読みいただければ、と思います。

さて、「ひまわり」はロシア戦線で行方不明(推定で死亡とされている)となった夫の死を信じずに一人で探しに行ったヒロインが、咲き誇るひわまり畑に立つシーンが有名ですね。一面のひまわりに包まれたロシアの大地。その下で眠る戦没者たち。明るく華やかなイメージのひまわりと対象的な悲しみに満ちた大地というのが、よりこの映画の中の男女の別れを強調するようでもあります。

映画の冒頭では、二人がラブラブの恋人同士。そして兵役義務を伸ばすために結婚、さらに免除となるために健康診断で不可となろうとアントニオは精神的な疾患のフリをし、ジョヴァンナも病の夫を支える献身的な妻になりきる、というやや不謹慎な印象とコメディタッチな流れが続きます。昔の映画ということもあるのか、二人の馴れ初めや背景等はかなり省かれているので、観ていて展開が早く、あれれ、と思う間に出征の場面になり、尺長めの映画に慣れすぎた我々には感情の置いてきぼり感が漂いますね。ま、70年代の映画なのでそれはそれとして、この前半のあっけらかんとした陽気なイタリア女性といったジョヴァンナがアントニオがロシアへ送られてしまうと正反対の一途で健気な妻であり、嫁になるのはやや戸惑います。

とは言え、彼女のこの心の変化も「運命の相手」と出会った女の心の変化としたら、ありうるかも?とも感じます。だから、探し当てたアントニオは戦後のロシアで若い女性と結婚し、子供もいた事実にすんなり向き合うことはできないのは当然。でも、長いこと生死不明でいた彼の別の人生は頭をよぎらなかったのかなあ、と私などは考えてしまいます。思ってもみたくないけれど、死んでいないと信じたとして、なら何故帰ってこないのか。その真実を知りたくはないけど、何もわからないままではいられない。だからこそのロシア行きだったでしょうけど、帰りの汽車での大泣きの涙は複雑な思いだったことは伝わります。

ナポリに戻ったジョヴァンナもアントニオを忘れるために必死になり、別の人生を選ぶ。アントニオは当然のことながら、二人の女性、二つの人生に挟まれて苦しんでいるであろうことはわかるけど、しばらくしてから(考え抜いたとは言え、時間がかかりすぎ)ジョヴァンナを訪ねてロシアから戻ってきたのは、どうなのか? 「今更、遅いよ」と私もドアをピシャリを閉めたジョヴァンナに同感。もう二人は元に戻れないし、そのタイミングは過ぎている。
人生は、人と人の出会いは不思議。男と女の縁は更に不思議で時に運命じみている。戦争が引き裂いた二人、というけれど、本当に二人を離したのは戦争でも、実質的な「遠い」距離でもなく、ロシアの若く美しい女性でもなかったのではないか、と私は思ってしまいます。決断やそのタイミングがずれてしまうのは、それこそが「運命」なのかもしれない、と。
二人はその後、それぞれの人生を幸せに生きたと信じたいですね。有名なひまわり畑のシーンは確かに圧巻でした。戦死者たちを弔うために植えられたというひまわり畑と夫の死を絶対に信じない強いジョヴァンナの姿。けれど、突きつけられた現実の苦しさを胸に、姑に思わずぶちまけた思いは「死んでいてくれた方が良かった」。これこそが本音、私もそう思います。

もしかしたら、ジョヴァンナは「ひまわり」のような女性、そんな思いが込められたタイトルだったのではないか、とふとそう思った映画でした。(2025/02/27)

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エンジェリックライ JuBileeジュビリー

前回観た公演は2013年3月でした。あれから、11年も経っていた。そんな気はしないけど、やはり月日は早いものですねえ。私は特に大ファンでもないのでファンクラブに入っているわけではありませんが、今回は縁あり感激することができました。

前回と違って2階席ですが、1列目とあり、なかかよい席です。一応、オペラグラスは持参しましたが、舞台の詳細や演者の表情を事細かに見るわけでなければ、肉眼でも十分。そして、前回同様に本当に素晴らしい舞台でした! 
歌も踊りもお芝居もさすが見せてくれますね。今回の花組「エンジェリックライ」は、主人公の天使アザセルに永久輝せあ、ヒロインのエレナに星空美咲。前回観た月組のときにも思ったのですが、宝塚は演じている俳優全員が女性。それなのに、男役を演じる人たちみんながかっこよくて、「あ~、なんでこんなにかっこいいの? まるで漫画の世界のヒーローよねええ」と今回も思ってしまいました。もちろん、ヒロインで娘役を演じていた星空美咲も、とっても可愛らしい。そして、歌がすごく素敵でした。
実は舞台を観ながら、このストーリーが面白かったので、映画でやるならキャストはどんな感じが良いかな、なんてことも考えていたりしました。映画好きの私にとっては、舞台はそんな楽しみもあったりして…。

そして、レヴューJubileeジュビリーが、本当に素晴らしかった。私にはお芝居の楽しさ以上に楽しめたかもしれませんね。宝塚歌劇110周年記念、ということでの「Jubileeジュビリー」だそうですが、多くの有名クラシック音楽をアレンジした曲も含め、どの曲も、どの衣装も、どのダンスも観るものを魅了するものだったと思います。あまりにも豪華で、華麗で、美しすぎて、まさしく夢の世界にいるような感覚でした。

しかも、今回も感激しましたが、音楽生演奏。舞台手前のオーケストラ席で音楽を演奏しているんですよ~。贅沢すぎる。お金の話なんて下世話なことを言いたくはありませんが、これでSS席 12500円、S席 9500円、A席 5500円、B席 3500円はお得以外の何物でもないです。

また機会があれば、是非行きたい。これはハマるのも大いに納得ですね。1年の終わりに素敵な夢を見させてもらった舞台でした。(2024/12/26)

宝塚歌劇公式サイト 花組公演

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Kenneth Branagh

ローレンス・オリヴィエの再来、と言われているケネス。「~の再来」という言い方は映画界ではよく使われているけど、この人ほどその表現がぴったりと言える人はいないのではないか、と私などは思ってしまいます。好きだから、ただのひいき目? 「ひと月の夏」を観て以来、ずっとケネスとコリンのファン! 本当に素敵な人たち!
 
ケネスはシェイクスピア俳優としても有名。映画やテレビだけでなく舞台でのお芝居もこなす、まさに演劇人と言えるかもしれない。出演だけでなく、監督や脚本、製作者としてもその才能を発揮し、ファンを大いに楽しませてくれています。そして、様々な作品に様々な役で出演して、「あっ」と言わせる人でもありますね。

私の最近の驚きは、「マイティ・ソー」の監督だった、ということ。マーヴェルのヒーロー作品のひとつで今では日本でも有名ですが、そういう映画を撮るとは思ってもみなかったので本当なのか、とちょっとだけ不安でした。でも、観たらどう?(まだサイトに感想はUPしていません、すみません)。面白かったのはもちろんのこと、もしかしてこのストーリーって、シェイクスピア劇にも通ずるものがテーマになってる? だとすれば、ケネスが監督するのも納得してまう、などと感じたんですが、別にそんな複雑な話じゃないのかなあ~? 

マリリン 7日間の恋」では、ローレンス・オリヴィエ役。2000年からこっち「ハリー・ポッター」のロックハート役くらいしか観ていないので(早く他の作品も観なければ!)、久しぶりにスクリーンの彼を観ましたが、やはり年を感じる。けれど、やはり彼の持つオーラは健在。彼の舞台が観たいな~、日本では公演してくれないのだろうか? 絶対、観に行くのに。ちなみに「マリリン 7日間の恋」でのオリヴィエの妻ヴィヴィアン・リー役は、なんと、かつて「オードリーの再来」と言われたジュリア・オーモンド。彼女も久しぶりに観たけど、老けぶりがちょっと悲しかった。だけど、老いることを恐れ悔しがるヴィヴィアン役には、もしかして合っていた?(2013/06/12)

追記:2013年の「シンデレラ」では監督役としてちょっと話題になっていましたね。ケネスが童話「シンデレラ」の映画で監督を務める? と騒がれました。私も意外な感じがしました。映画の内容はみんなが知っているあの有名なストーリーをほぼそのままの形で(特別なアレンジや別解釈等なく)で実写化されたのです。可愛そうな女の子が素敵な王子様と出会い、継母やその娘たちの意地悪にも負けずに王子様と結婚する、という正真正銘のシンデレラストーリーなのです。日本では吹き替えを担当した高畑充希と城田優のデュエットもヒットしました。確かにシンデレラとケネスは意外な取り合わせとは感じたものの実際に映画を見終わってみると純粋に楽しめました。そして、ヒットしたその事実からもケネスの監督としての真の実力が発揮されたのでは、と思います。やっぱり、すごい! とファンとしては単純にウキウキしてしまいました。

2017年の「ダンケルク」でのボルトン中佐役も素敵でした。出番は少ないですが、印象に残る中佐役。第二次世界大戦中、ドイツ軍の猛攻撃で非常に不利な戦況に追い込まれている英国軍が必死の撤退作戦を実行した史実を映画化した作品なので戦闘シーンはありますが、別の視点での見どころもあります。若い軍人が主役のため、若手俳優がメインの映画ですが、中堅、大御所的俳優の出演やクリストファー・ノーラン監督、といった点からも戦争映画が苦手な人にも見てほしい作品です。(2024/11/11)


映画代表作品:「ヘンリー五世」監督兼脚本兼出演(1989年)、「ピーターズ・フレンズ」監督兼出演兼製作(1992年)「フランケンシュタイン」監督兼出演(1994年)、「ハムレット」監督兼脚本兼出演(1996年)、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(2002年)、「マリリン 7日間の恋」(2011年)

ドラマ代表作品:「謀議」(2001年 TVM)、「シャクルトン 南極海からの脱出」(2002年 TVM)、「刑事ヴァランダー 白夜の戦慄」(2008~2012年)

管理人おすすめ:「ひと月の夏」(1987年)、「ヘンリー五世」監督兼脚本兼出演(1989年)、「愛と死の間(あいだ)で」監督兼出演(1991年)、「ダンケルク」(2018年)

紹介作品:「マリリン 7日間の恋」(2011年)、「シンデレラ」監督(2015年)、「ダンケルク」(2018年)

チェック作品:名探偵ポアロを演じた「オリエント急行殺人事件」(2017年)、「ナイル殺人事件」(2020年)、「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」(2023年)、そして、シェイクスピア俳優とも言われるケネスのシェイクスピア役を演じた「シェイクスピアの庭」(2018年)。

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John Malkovich

大学在学中に演技を始め、1976年からゲイリー・シニーズが主宰するステッペン・ウルフ劇団に参加し、舞台デビュー。映画デビューは1984年の「プレイス・イン・ザ・ハート」。この作品でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、以来、演技派俳優として注目集めています。

マルコビッチは長いこと私の好きな俳優の一人。正統派二枚目ではないが、実に上手い俳優だなあ、と毎度毎度、驚かされているのです。ひ弱な男、極悪人、奇人変人と様々な役柄になりきる彼の作品の中で私のお気に入りは、当サイトでも紹介している「仮面の男」。

映画も原作も大好きなこの作品。そのキャラクターも演じる俳優も4人が4人とも、それぞれの個性を持ち、キャリアも持っている俳優。役どころによって役の人物だけでなく自分自身をもうまく表現してしまう、そんな俳優達の中で好きな誰か一人を選ぶのは難しいのだが、あえて選ぶのなら、やはりジョン・マルコビッチ。

友人に「二枚目好き」と言われる私が、二枚目のジョエレミー・アイアンズやガブリエル・バーンを選ばなかったのは、マルコビッチが以前から好きだったからという理由もあるけれが、原作を読んでアトスのファンだった私のイメージに意外にもピッタリだったのがその理由。かなりの個性派俳優であるマルコビッチのアトス役は、キャスティングとしては少し意外な感じがしますが、ところがふたを開けてみたら、ドンピシャリ。私のイメージにはまったのわけです。

さすがは演技派。どんな役でもこなすなあ、とさらに彼のファンになってしまったわけで…。今夏、日本で公開される「トランスフォーマー ダークサイドムーン」ではどんな彼が見られるのか、楽しみ!(2011/07/29)

追記:「仮面の男」は主演のレオナルド・ディカプリオが演じるルイ14のお話で、いわゆる「三銃士」のストーリーではないのですが、キーファー・サザーランドの紹介でも彼の演じたアトスが大好きで、この役に合っていた、と書いたように、あのアトスが更に年をとったのが、「仮面の男」のアトス。私の印象ではアトス役にふたりとも合っている感じではないのに、演じた姿を観るとまるで彼のための役のよう!と思えてくるのは、こっちの気持ちが入りすぎているせいかなあ、と勝手な妄想でした。(2024/10/16)


映画代表作品:「プレイス・イン・ザ・ハート」(1984年)、「キリング・フィールド」(1984年)、「ガラスの動物園」(1987年)、「シェルタリング・スカイ」(1990年)、「二十日鼠と人間」(1992年)、「ザ・シークレット・サービス」(1993年)、「ジキル&ハイド」(1996年)、「マルコヴィッチの穴」(1999年)、「クリムト」(2006年)、「JUNO/ジュノ」(2007年 製作)、「バーン・アフター・リーディング」(2008年)、「RED/レッド」(2010年)

ドラマ代表作品:「レ・ミゼラブル」(2000年 TVM)「クロスボーン/黒ひげの野望」(2014年 TV)、「アガサ・クリスティー ABC殺人事件」(2018年 TV)

管理人おすすめ:「プレイス・イン・ザ・ハート」(1984年)、「二十日鼠と人間」(1992年)、「ザ・シークレット・サービス」(1993年)、「RED/レッド」(2010年)

紹介作品:「生きてこそ」(1993年)、「仮面の男」(1998年)、「ジャンヌ・ダルク」(1999年)

チェック作品:「ニュールック」(2024年)。Apple TV+で配信との海外ドラマ。この作品はパリが舞台のファッション界の話らしい。ディオール役にベン・メンデルスゾーン、シャネル役にジュリエット・ビノシュ、マルコビッチはルシアン・カミーユ・ルロン役、って誰?と思い、調べたところ、1920年代~40年代にかけてフランスで活躍したクチュリエとのこと。出演者の豪華さもそうですが、ファッション界の人気クチュリエを演じるマルコビッチ、これはまた要チェックじゃないですか! 観たい。(2024/10/16)

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Jake McLaughlin

出演作品をみると私も観ているドラマが何本もあって、ゲスト出演ということなので気がつかなかった、と言えばそれまででもあるのだけれど、当サイトで紹介の作品「BELIEVE/ビリーブ」では準主役。ほかで比較的印象的だったのは「コールドケース」でのジェイムズ役。確か士官候補生の役だったと思うのでエリート。「BELIEVE/ビリーブ」のテイトは、ちょっとダメ男で下手したらごろつきみたいに見える男。そんなテイトとどこか達観した精神の持ち主にも見える少女ボーとのやりとりや行動が微笑ましく、何だかホッとしたり、ニヤリとしたりしつつ観られるシーンもあり、今後注目俳優かなあ、と思っていたら、今度は「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」が日本でも放送されるとのことで、まさにチェックですね!

ジェイク自身、軍役経験を持つとのことなので、軍人役も違和感ないわけだ、と納得したり、二枚目の彼は軍の中でも目立っていたじゃないかと余計なことを思ったり……。今度はショウビズ界での活躍を期待したいもの。(2016/07/05)

追記:現在Dlifeで放送中の「GBI特別捜査官ウィル・トレント」という作品に出演している模様。残念ながら主役ではないけれど、この捜査チームのメンバー。アメリカではシーズン2も作られているようなので(2024年)、ヒット作品かな。私はチェックし忘れて、この番組を観ていませんでした! 再放送に期待。(2024/10/16)


ドラマ代表作品:「BELIEVE/ビリーブ」(2014年 TVシリーズ)、「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」(2015~2017年TVシリーズ)、この作品は第1シーズンは面白かったけれど、シーズンが進んでいくうちにややドロドロ加減が気になるようになり、最初ほど楽しく観られなくなりました。ドラマにありがちな展開ではありそうですが、これはこれでFBIそのもののイメージはどうなっちゃうのかなあ、と実社会でのFBIのことが気にかかり…。ま、そういうと「X-ファイル」も同様なんですが、こちらはSF的な宇宙人や超常現象が軸でもあったのでどこか許せたのかもしれないなあ、と。(2024/10/16)

管理人おすすめ当サイト紹介作品:「BELIEVE/ビリーブ」(2014年 TVシリーズ)

チェック作品:「GBI特別捜査官ウィル・トレント」(2023年~)

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James McAvoy

英国スコットランド出身。今や若手実力派の一人とも言えるマカヴォイだと思うのだが、どうも「X-MEN」での教授の青年時代を演じたこの役の印象が強烈な人だなあ、というのが私の感想。ただ彼の作品を初めて観たのは実は「ステート・オブ・プレイ ~陰謀の構図~」。ここでの役もなかなか印象的だったのだが、このときは主演のジョン・シムやビル・ナイ、マーク・ウォーレンなんかに気を取られていて一応チェック俳優かな、程度。

その後の「「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」でのタムナスさん役がまた非常にインパクトがあった。結局次に観た「X-MEN」のせいで教授チャールズの強烈な印象が焼き付いてしまったのだが、やはり英国人! と思わせたのは「声をかくす人」の弁護士エイキン役と「ジェイン・オースティン 秘められた恋」のレフロイ役。

チャラ男みたいな「ステート・オブ・プレイ ~陰謀の構図~」のダン役が似合っているように見えて、現代物でないこうした役が、はまってしまうのは演技力だけではないなあと感じるところ。そして、やはり英国人俳優だなあ、と実感しますね。今後も大いに注目の人。(2015/04/15 2024/09/27修正)


映画代表作品:「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」(2005年)、「つぐない」(2007年)、「ジェイン・オースティン 秘められた恋」(2007年)、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」、「声をかくす人」(2011年)、「スプリット」(2017年)

ドラマ代表作品:「バンド・オブ・ブラザース」(2001年 TV)「ステート・オブ・プレイ ~陰謀の構図~」(2003年 TV)

管理人おすすめ:「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」(2005年), 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」、「声をかくす人」(2011年)、「アトミック・ブロンド」(2017年)

紹介作品:「声をかくす人」(2011年)

チェック作品:「フライドと偏見」を撮ったジョー・ライト監督の「つぐない」(2007年)、男女それぞれの視点から描く2作品(相手役はジェシカ・チャスティン)の「ラブストーリーズ コナーの涙」、「ラブストーリーズ エリナーの愛情」(2013年)、そしてテレビドラマではあるけれど、すっと観たいと思っていた「ダーク・マテリアルズ」の3作品。

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James Marsden

1993年にのTVドラマ出演がデビューで翌年に映画デビュー。彼の当たり役は何と言っても「X-MEN」(2000年)のサイクロップス役。主演のウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンと共にこれで一躍注目されたと思う。私の印象の中でもこの役は強烈で、その後に観た「ヘアスプレー」、「魔法にかけられて」や「幸せになるための27のドレス」では同一人物とは最初は気がつかなかった。もともとサイクロプスはほとんどサングラスで素顔が見えないだけに同じ俳優とはわかりにくいとは言えども、私が観たどの映画の役も違うキャラクターで違う姿を見せるジェームズが持つキラリと光るものは注目だろう。

アリー・myラブ」の第5シーズンに若手弁護士グレン・フォイ役で登場していたのだが、このシーズンは私は観なかったので、今となってはちょっと残念。弁護士役をどう演じたのか気になるところ。今後も大いにチェックしていきたい俳優の一人。(2012/01/17)

追記:ファンの方には申し訳ないけど、何度も言っているように実は私はこの手の濃い顔は苦手な方。王子様顔かもしれないけれど、「魔法にかけられて」(感想をUPしていなくてすみません)では王子様の役だったけれど、最初はちょっと違うなあ、本当に王子様かなあ、なんて思ってしまいました。ジェームズの作品はそうたくさんは観ていないけれど、私の好きな役は、やはり「X-メン」のサイクロプスでしょうか。そして、まるで正反対の男性のような「幸せになるための27のドレス」のケビン。みんなが憧れる王子様よりも、ちょっとイケメンで仕事もそれなりにできる身近な男性の役が案外似合ってるかも? とは言え、未見の「大統領の執事の涙」でのケネディ役も注目かも?(2024/09/22)


映画代表作品:「X-メン」(2000年)、「魔法にかけられて」(2007年)、「幸せになるための27のドレス」(2008年)、「運命のボタン」(2009年)、「バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!」(2012年)

ドラマ代表作品: 「アリー・myラブ」(2001~2002年 TVシリーズ第5シーズン)、「ウェストワールド」(2016年・2018年 TVシリーズ)、「ウェストワールド」

管理人おすすめ:「X-メン」(2000年)、「幸せになるための27のドレス」(2008年)

紹介作品:「幸せになるための27のドレス」(2008年)、「バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!」(2012年)

チェック作品:ジョン・F・ケネディ役の「大統領の執事の涙」(2013年)、「世界にひとつのロマンティック」(2015年)

Gabriel Mann

1972年生まれ。ということは、思っていたほどは若くはない。「リベンジ」で観ていると結構若く見える。若作りしている風でもないのけれど、身長が190㎝近いとのことで、その長身といかにも外国人のルックスで絶対に日本人は着ないような派手な服や柄もかっこよく着こなしているのが、若く見える秘訣? 

この番組では第1シーズンのはじめの頃は、アキバ系のパソコンオタクっぽい印象で冴えない兄ちゃんのようにも見えたが、ストーリーが進むにつれてガブリエル演じるノーランもおしゃれさんに変身。モデル出身というのだから、洋服をかっこよく着こなせるのは当たり前、とも言えるのだが、さすがに彼の服装は「救命医ハンク セレブ診療ファイル」(すみません、まだUPしてません)のエヴァン同様に日本人にはちょっと無理。

今では日本でも結構知られた俳優にはなったと思うのだが、残念ながら出演作品自体は日本ではそれほど話題になってないかなあ? 「ラーメンガール」はブリタニー・マーフィと西田敏行の共演が話題にはなっていたけど、「ボーン・アイデンティティー」シリーズでは私は気がつかなかった。もう一度観なくては、という感じ。

「クリスティーナ・リッチの ピンク・モーテル」はクリスティーナ・リッチが、「インシデント」はやはりブリタニー・マーフィとマイケル・ビーンが、「プッシーキャッツ」はレイチェル・リー・クック、アラン・カミング、前出の「救命医ハンク セレブ診療ファイル」でエヴァンを演じたパウロ・コスタンゾが共演作だが日本では未公開。レンタルビデオになっていたのか?

無名俳優の将来性チェックには自信のある私としては「ボーン~」シリーズあたりでチェックしておきたかった俳優だけど、これから今後を大いに期待したい一人。(2014/08/26)

追記:代表作品やおすすめがどのあたりなのか、ちょっと悩む。私も未見の作品や観たのに気づかなかった作品等、多いので、とりあえず、私が観たい作品として挙げるならば、サム・シェパード主演、ジェシカ・ラング、ティム・ロス共演の「アメリカ、家族のいる風景」(2005年)。監督のヴィム・ヴェンダースは実はあまり好きではないけど、ガブリエル含む他出演者、サラ・ポーリーやエヴァ・マリー・セイントといった女優陣もいいなあ、と。近年は出演作があるのか不明ではあるけれど、また観たいですねえ。「リベンジ」のノーラン役、本当に良かったので!(2024/09/12)

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Ewan McGregor

既にこのスターコーナーでUPしているジュード・ロウジョニー・リー・ミラーらと共に映画製作会社「ナチュラル・ナイロン」を設立したユアン。1999年の「チューブ・テイルズ」では監督業にも進出。とはいえ、やはり俳優業の方が好きなのかしら?、と思うくらい作品出演数は多いのではないかと私は感じてしまうのだが、いかがでしょうか?(ファンとしては嬉しいですね!)。私の彼への応援は「シャロウ・グレイブ」から始まっているので、自慢じゃないですけど、結構長い。

あちこち好きな俳優が多い私(浮気性?)としては言い訳になりますが、育児しながら気になる俳優の全作品をこなすのは、なかなかハード。ユアンの作品も同様に2000年以降は観ていない作品ばかり。当然のことながら、子供たちが好きなアニメを一緒に観ることになります。それはそれで、私としては新たな発見もあり、面白かったのですが(現にアニメコーナーまで作ってしまいました)、その子供のアニメにさんざんつきあわされ、なんと「クローン・ウォーズ」まで観てしまいました。

ユアンと何の関係があるかって? ご存じのようにこの作品は「スター・ウォーズ」作品の「クローンの攻撃」と「シスの復讐」の間の話としてアニメ作品の連続ドラマであり、アナキンやオビワン、アミダラなど映画の俳優の姿がアニメになって登場しています。日本では確か吹き替えも映画版と同じだったはず。これを子供と観ているうちに、実は「スター・ウォーズ」シリーズって、ダースベイダーとルークの親子の物語じゃなくて、ユアン演じるオビワンの苦悩の話なんじゃないか、と感じてしまったわけです。

ユアンがこの役をオファーされたのは実は「スター・ウォーズ」でオビワンを演じたアレック・ギネスの若い頃の容姿にユアンが似ていたことも理由のひとつ、と何かで読んだのですが、正直最初にこのキャスティングを聞いたときには私には信じられず、少しだけ不安でした。何といっても「スター・ウォーズ」の最初の三部作は私にとっては青春時代の大事な思い出だし、自分の映画史の中でも上位を占める作品。イメージが壊れるのは怖かったけれど、しかし、完成した作品を観たときはその気持ちは吹っ飛び、ますますユアンが好きになってしまいました。そして、アニメの「クローン・ウォーズ」を観ながら、是非、実写で、と贅沢な願望を抱いてしまっているのでした。(2013/07/09)


以下の部分は今回かなり追記と修正(2024/09/04)

おもな作品:「シャロウ・グレイブ」(1994年)、「ブルー・ジュース」(1995年)、「トレインスポッティング」、「Emma エマ」、「ピーター・グリーナウェイの枕草子」(1996年)、「ベルベット・ゴールドマイン」(1998年)、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 」(1999年)、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(2002年)、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(2005年)、「ミス・ポター」(2006年)、「フィリップ、きみを愛してる!」(2009年)、「インポッシブル」(2012年)、「プーと大人になった僕」(2018年)、「ドクター・スリープ」(2019年)

ドラマ代表作品:「FARGO/ファーゴ3」(2017年)

管理人おすすめ:スター・ウォーズシリーズ、脇役だけど、「アメリア 永遠の翼」(2009年)。この作品はヒラリー・スワンクがヒロインのアメリア役で、彼女を支えたジョージをリチャード・ギアが演じています。アメリアは星樹館でも取り上げたい女性ではあるのですが、まだ未投稿。私の中ではヒラリーはアメリアに合っているとは思えないのですが、ユアンのクレジットに惹かれて観てしまいました。作品の出来不出来や好き嫌いは分かれるところですが、脇役のユアンをひたすら観たいだけならオススメ。メジャーどころでは同年の作品「天使と悪魔」。「インポッシブル」(2012年)、「プーと大人になった僕」(2018年)、双子の兄弟の二役を演じた「FARGO/ファーゴ3」(2017年)ただし、ユアンを観ることが目的での鑑賞。内容は好みがわかれる作品です。

紹介作品:「ブルー・ジュース」(1995年)、「Emma エマ」(1996年)、「インポッシブル」(2012年)

チェック作品:ずっと宿題になっている「ベルベット・ゴールドマイン」(1998年)、「ミス・ポター」(2006年)。やはり西部劇の「荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて」(2014年)。ユアンがどんな脇役なのかは不明だけれど、とりあえず出演者がなかなかすごいので興味惹かれます。そして、これも長年観たいと宿題になっている2013年の「8月の家族たち」。「トレインスポッティング」の続編である「T2 トレインスポッティング」(2017年)。あまりに長い時間が過ぎたので前作と連続で観たいところ。イーサン・ホーク紹介でも書いた「レイモンド&レイ」(2022年)。

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