桜梅桃李
2023年も最後の月となりました。コロナ禍からようやく以前の日常に近づいてきた一年でした。そうは言っても同じ日々に戻れるというわけにはいかない、それが時の流れというものでしょうね。過ぎた時間は戻らないし、やり直せるわけでもありません。時間の無情な部分であり、またある意味優しさの面でもあるのでしょう。人は同じ場所に居続けることはできません。時の流れと共に動いているからこそ生き続けることもできる、それが真実なのだと思います。
変化を恐れながら、それに抗うことも出来ない、そこに弱さを思い知らされ、でもまただからこそ、恐怖や苦しみから抜け出せることも知っている複雑な感情を抱いているのも事実です。夢を実現させることの大事さも、生きることの意味も、そして人生の終わりは誰にもやって来るという唯一の公平さも、深く考えるより自分のワガママを第一に過ごしていくことが元気の素かも、と思った一年でもありました。それがいいかどうかより、自分が第一であることだけが基準である、それに私自身は少し違和感は感じますが、気づかないうちに変化していることは往々にしてあることなのでしょうね。もちろん、これは自身を含め誰にでもあること。
人の欲望はどんな時も尽きることがない。ネットで調べていて見つけた「桜梅桃李」という言葉。変化もひっくるめて、いつもこんな気持でいられる、そして、心静かな気持ちですべてを受け入れることが出来るようになるには、何が必要でどんな状況になった、あるいはなれた時なのでしょうか。この質問の答えが出るときがくるのかもわからない。でも、そんな人になりたい、と思っているのは管理人だけではないと思っています。願っています。
2024年がより明るい年となりますように、平穏な心で過ごせますように祈っています。また来年もよろしくお願いいたします。(2023/12/5)