いつも突然に マシュー・ペリー
先月は更新できず、すみませんでした、あっという間に過ぎた10月でした、って毎回そう言っているような気もしますが、今月は早々に、と早めのチェックをしたところです。
最近はネット配信も増えてロードショーの注目作品だけだはどうかなあ、という気持ちもありますが、フランス映画の「私がやりました」が面白そう、思っていたら、驚きのニュースが! マシュー・ペリーか亡くなったとのこと。えっ?、あの「フレンズ」のマシュー・ペリー?と思わず、その記事をタップてしまいました。
自宅の浴槽で倒れているところを発見されたということでした。ドラマで共演している仲間たちもショックを受けていると書かれています。家族のような仲間たちという彼らが出演する「フレンズ」の人気は長寿番組だったからからも面白さは十分伝わりますが、実際に「面白い」というだけでなく、最初から漂っていた演じているというよりもまるで視聴者ですら彼らと友達のように感じるドラマ自体の雰囲気から来ていたのだろうと思います。だからこそ、家族を失ったよう、いう共演者たちの表現はわかるような気がします。
チャンドラー役は彼の代表的な役でしょう。マシュー・ペリーと言えば誰もがパッと反応できるチャンドラー役、私も好きなキャラクターです。ですが、彼の出演作の中でとてもよかったと思うのは、2006年のTVM作品「先生はあきらめない~ロン・クラーク物語~」です。実話のドラマ化であるこの作品の主人公クラーク先生を演じています。内容は想像できると思いますが、ここではいわゆる熱血教師役です。
連続ドラマの「フレンズ」は、チャンドラーだけでなく全員が「あれ?」と思う部分を持つちょっと変な人達ですが、クラーク先生はそうではなく、生徒たちも問題児ではあるけれど笑いを誘うおかしさはありません。ここで普通の教師を演じたマシューが私にはとても新鮮でした。正直「フレンズ」に出ていた他の二人の俳優デヴィッド・シュワイマーやマット・ルブランよりも期待していた、というのも事実。
実は「フレンズ」は全シーズンを見終わってはいないので、追悼の意も込めて観たいなあ、なんて思った記事でした。ご冥福をお祈りいたします。(2023/11/07)