2021年 今年の終わりもまた訃報

今年ももう最後の月となってしまいました。2021年は個人的にあれこれとあって夏前からほとんどサイトの更新ができずに過ぎてしまい、時々でも訪問くださっている皆様に少しやきもきした気分をさせてしまったかも? と反省しています。できるだけ更新していきたいと気持ちはやや焦り気味なのですが……。
個人的にあれこれのうちの1つに人生初の骨折が含まれています。ほんのささいなことで第5中足骨骨折というものを経験してしまい、実はまだ骨はくっついてはいません。人間の骨って、頑丈ではあるものの、簡単に折れてもしまうものだなあと実感した夏でした。早く直ってほしい……。

さて、当サイトは何度か引っ越しをして現在のメニューになっていますが、以前は歴史のコーナーの中に時代劇をピックアップする「青華堂」というページがありました。そこで取り上げていた時代劇のひとつに「鬼平犯科帳」があります。この2021年の後半では、大好きな歌舞伎俳優の中村吉右衛門さんが亡くなるというニュースが流れ、またまた訃報が私をショックに陥れたのでした。

吉右衛門さんの演じる鬼平は、歴代の素晴らしい先輩方の作品も観ているものの、私には一番のお頭でした。奥方の多岐川裕美さん、部下の面々も誰ひとりとってもテレビドラマの時代劇の枠を超えて(そのエンディングの美しさをも!)私達ファンを楽しませてくれた作品です。作品そのものが素晴らしいのは言うまでもありませんが、その役を演じる俳優たちの素晴らしさは主人公の鬼平を演じる吉右衛門さんが役同様に共演者たちを引っ張っていたと思えてなりません。その姿を観ることはできないのです。あ~、残念! 今後は録画した放送済みの番組を何度も見返すのみ。ファンの一人としては、でもそれがまた冥福を祈ることにつながると信じています。(2021/12/17)