2013年6月8日 アルバイト探し

最近アルバイトを探しています。このひとりごとで時々登場している息子は現在、中3の受験生。話には聞いていたけど、やはりこの先、お金かかりますよね。政府の援助はありますが、高校無償化はいつまで続くのか不安はあるし、絶対に公立校に入れる保証はないし、それ以前に受験のための勉強に塾やら何やらかかります。さらにその後の大学。となるとせっせと貯めておかないと大学に行かせれてやれるか心配。私は大学に行きたかったけど、父の大反対で(女に学問は必要ない。さっさと結婚して子供を作れ、という昔気質な人)進学は危ぶまれたましたが、母の援助で短大だけには行かせてもらいました。我が子が大学に行きたいなら、やはり行かせてやりたいと私は自分の経験からもそう考えています。で、アルバイト探し。

子供を出産してから、育児中心で社会人生活から遠のいていた私は長~いブランクがあり、そしてその分、年も取り、さらに世間の不景気もありなんでしょうけど、なかなかアルバイトは決まりません。何でもいいやとなればあるのかもしれないんですが、自分の経験を生かせる仕事、と思うとたくさん求人のあるサービス業ではない業種になり、狭き門。

ブランクも年齢もどうにも出来ないけど、でも、どうなんでしょ? 減少しつつある生産年齢を増加させるために中高年の再雇用に力を注ぎ、主婦の社会復帰も積極的に活用して、日本の経済を活性化させる云々の話は、実は世間で騒いでいるほど、実行はされていないんだな、と実感してしまいます。今はサービス業も「日本人じゃない」スタッフが凄く増えています。安く雇用できるからなんでしょうけど、経済を再活性化し、好景気に転換するのには、政府の「三本の矢」政策だけじゃなく、もっと根本の問題もクリアしないといけないんじゃないか、とその根深さを感じてしまう今日この頃です。

一度、家庭に入った女性の再雇用の問題は、出産や介護にも大きく関係し、少子化問題・介護問題にも繋がっています。保育所(保育士も)や老人福祉施設(介護従事者も)を増やせばいいという単純な話ではありません。出産や育児や家族の介護のために仕事を辞めた女性は、次の再就職は簡単ではないのが現実。だから、子供を産んでも、親が介護が必要な身になっても仕事を辞めない。どこかに預ける。でも預けるところはない。これは私も子供が幼児の時に経験したことです。「預けるところがないなら雇用できない」と会社は言い、保育所は「仕事がないなら預かれない」と言う。この現状を打破するために、嘘の雇用証明や偽装離婚があることをあとで人から聞きました。お役所は書類さえ提出されればいいわけです。知らなかった、これを実行しなかった私は愚か者でしょうか?

これじゃ、いじめ問題も広がるわけですよね。私はそう感じます。子供は親のしていることをちゃんと見ています。親の真似をします。子を持ってわかることのひとつですよね。
日本は、以前、安倍総理が掲げた「美しい日本」に戻れるのでしょうか? 幕末の頃にやって来た欧米人が感嘆した「子供が幸せな国」に戻れるのでしょうか。それは今の大人達にかかっているのでしょうね。自分もその一人。でもまずは仕事がないことには、先に進めないんですよ~。