2018年2月公開のチェック映画

ザ・シークレットマン  (MARK FELT: THE MAN WHO BROUGHT DOWN THE WHITE HOUSE) 2017年米国作品 日本公開2018年2月24日

ザ・シークレットマン [DVD] 今月の私の注目作品は、ズバリこれ! 1日公開で話題の「スリー・ビルボード」や23日公開の「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」、24日公開の「あなたの旅立ち、綴ります」と女性としては気になる作品はある。

業界で注目されているらしい「スリー・ビルボード」は、アカデミー賞にもノミネートされ、今後日本でも宣伝が大々的にに始まるかも?だし、また母親が主人公という点でも、もちろん気にはなる。「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」は時代ものではあるが、戦時下(南北戦争)で女の園にたった一人の男性という状況下での男女の駆け引き、女同士の心理戦など興味深い。「あなたの旅立ち、綴ります」は、死ぬ前に死亡記事を書いてもらおうとする社会で成功した女性社長とその記事を書くことになった若き女性記者とのやりとりやその変化、と今までになかったような設定、そして誰にも訪れる「死」とそれまでの人生を振り返る意味では誰にも訴えるものがありそう。

そういった女性の視点ではない作品では、3日公開の「THE PROMISE/君への誓い」(こちらもまた話題のオスカー・アイザックとクリスチャン・ベイルの共演!)やテレビでも宣伝中の16日公開の「グレイテスト・ショーマン」(ヒュー・ジャックマンの歌と踊りがまた観られる!)も観たいのだが、やはり一番気になるのは、「ザ・シークレットマン」。

この作品はウォーターゲート事件の情報提供者であるFBIの副長官の話ということ。ウォーターゲート事件を扱った映画といえば、やはり、ダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォード主演の1976年の「大統領の陰謀」。当時の私はこの映画を見てもレッドフォードがかっこいいとそればかりに気を取られて内容や事件のことなど理解できなかったけど、これを機にもう一度この作品を見返して、「ザ・シークレットマン」を観るのもいいかなあ、なんて思うのだ。

ディープ・スロートであったマーク・フェルトを演じのはリーアム・ニーソン。このところアクション映画続きでアクションスターのような印象になっている彼の久々の演技派らしい姿が見られそうだし、妻役のダイアン・レインも観たいし、脇役にノア・ワイリーってのも気になる。私にとっては今でも「ER」のカーター先生であるワイリーの別の姿も新鮮かも? 「フォーリングスカイズ」のトム役じゃないところがあまりに時代を感じさせる? すみません(2018/02/07)