2018年11月公開のチェック映画

ボヘミアン・ラプソディ (BOHEMIAN RHAPSODY) 英・米映画
2018年 英・米作品 日本公開2018年11月9日

10月公開映画をUPしないまま11月になってしまいました。先月は体調不良で、様々なことが思うように運ばず……。一応、観たいなあと思っていたのは、「赤毛のアン」の続編の「赤毛のアン 初恋」だったのですが、観たかった「プーと大人になった僕」同様に足を運ぶことは出来ずに終わってしまいました。やはり、健康って大事よね?、今更ながら。

さて、今月はいろいろ観たい注目作品があります。前出のアンの完結編とも言える2日公開の「赤毛のアン 卒業」。続編と言えるのかどうかわかりませんが、23日公開のやはりジャッキー・チェンの新作「ポリス・ストーリー/REBORN」もファンとしては、観たい。同じ日に公開の作品で話題になっているのはファンタビこと「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」でしょうか。前作がなかなか面白かったので期待は深まります。ま、私のお目当てはエディ・レッドメインなんですが。同様に続編的な内容、と言う意味では、ロシア製作の「アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語」が観たいなあ、という気持ちになってます。これまで何度も映画化されている「アンナ・カレーニナ」ですが(当サイトでも1997年のアメリカ作品の感想を掲載)、作品の最後近くでヒロインのアンナは自殺してしまいます。今月10日公開の「アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語」では、アンナの死後の物語。残されたアンナの息子が成長し、ヴロンスキーと出会い、母とのことを知るという展開です。これはちょっと気になる作品です。最愛の女性を失ったヴロンスキーのその後も気になりますし。

そして、気になると言えば、海外ドラマ「ダウントン・アビー」を観て以来ずっと気になっているダン・スティーブンス、彼のクリスマスシーズンが舞台の作品「Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~」、これも観たい! ですが、クリスマス作品ですので、まだ11月の今月は、やはり、これでしょう! フレディ・マーキュリー!

「ボヘミアン・ラプソディ」、これに尽きますね! とは言っても本当は私はクィーンの大ファンというわけではないんですよ。もちろん、数々の有名ヒット曲は知っていますし、好きですが、私がこの作品を観たいと思ったのは、数年前にテレビで放送されたフレディの生い立ちや人生を紹介した番組を観たからなんです。外見や曲の印象から受けるフレディとは違う一面を知ったときに、とても興味深い人物であり、もっと彼を知りたくなりました。

素晴らしい曲を残し、人々をあれだけ熱狂させたグループのボーカリスト。作品の予告編でも出てきますが、「伝説になるんだ」というフレディの強烈な思い。それが生まれてきたのはどこからなのか、何故なのか。もちろん、この映画でそれが十分語り尽くされているかどうかはわかりませんが、何か見えてくるものがあるかもしれません。

「伝説」は、本人の思いや意志だけでなれるものでもなく、また他の誰かが受賞者を決めるように決定するものでもありません。多分、パズルが完成するときのように、ピースが全部揃っって、様々な事柄のタイミングが一致した時に生まれる、ある意味、運命的なもの、私はそんなふうに思っています。フレディが命名したというバンド名は、他のメンバー達の人生をも変えたとも言えるでしょう。そんな部分も見えて来るかもしれません。

フレディを演じるのは、ドラマ「ミスター・ロボット」で一躍スターの仲間入りを果たしたラミ・マレック。私の中では彼は「ナイトミュージアム」のアクメンラーなんですが、予告編を観て、フレディ役、すごくいいかも!とドキドキ。そして、もう一人、ちょっと意外な感じがした俳優は、ジョン・ディーコン役のジョセフ・マッゼロ。もう可愛い少年ではないとわかっていても子役時代の彼の印象が強いので、ロックバンドのメンバーを演じる彼はどんな風に見えるのかなあ、なんて。

さらに「ダウントン・アビー」のブランソン役が印象的だったアレン・リーチも出演、監督はブライアン・シンガーと要チェック内容も盛りだくさん。もちろん、音楽もブライアン・メイとロジャー・テイラーの全面協力のもと、とのことで、当然劇中流れるクィーンの音楽も堪能できること間違いなしであろう、と期待して、あ~、観に行きたい。8月の「ボルグ/マッケンロー氷の男と炎の男」、9月の「プーと大人になった僕」を見逃したことを悔やんでいる私としては、今月は是非劇場に足を運びたいと熱望しているのでした。(2018/11/8)