超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ

Airwolf(1984~1986)アメリカ

このドラマについて
主人公のストリングフェロー・ホークは、ベトナム戦争で行方不明となった愛する兄を捜している。その手段として選んだのは、軍が秘密裏に開発した超音速で飛ぶことが出来、あらゆる攻撃手段をも備えるヘリコプターを奪い、軍や政府に兄の捜索を続けさせるというものだった。軍では交換条件として、一流のパイロットであり、行動力もあるホークに極秘任務を依頼する。普段はサンティーニ航空のヘリのパイロットとして勤務しつつ、こうして、その経営者であり旧友でもあるドミニクと共にホークは危険な生活へと飛び込んだのだ。
このドラマは、ビンセントが降板したのち、捜していた兄セント・ジョン・ホーク(バリー・ヴァン・ダイク。「ドクター・マーク・スローン」に出演)が主役として「エアーウルフ2」(1987年)が作られた。ラストでドミニクを失い、ストリングフェロー・ホークも重傷を負って意識不明。救出された兄セント・ジョンは、その弟の後を引き継いだ形でドラマは続けられた。


このドラマを観た時、それまで持っていたヘリコプターのイメージとは全く違うかっこよさにびっくりした。こうしたヘリが本当に開発されていたとしたら……と考えるとちょっと怖いが、ドラマとしては十二分に楽しめるものとなっている。

ビンセントは、「ビッグ・ウェンズデー」で有名だったが、このドラマで人気を勝ち得たと言ってもいいと思う。日本でも多くのファンを獲得したことだろう。当時の私も大ファンで、彼が出演した日本のウィスキーのCMはお気に入りだったし、そのポスター欲しさにお酒も買ってしまったほどだ。

ホークは、仕事のない日は、ログハウス風の自宅でのんびりとくつろいでいる。行動力を必要とする仕事からは想像できないが、クラシックをこよなく愛し、自らチェロを弾くのが趣味。こうしたギャップもまた、魅力的だった。

相棒のドミニク役のアーネスト・ボーグナインはかつては映画で大活躍した俳優で、若いビンセントをがっちり支えている。ドラマの中でも、忠実な執事のように、時代劇の中のじいのようにホークを影に日向に支援しつづける。父親のような存在でもあるのだ。この二人のコンビも実によかった。

私のもう一人のお気に入りは、軍とホーク達をつなぐパイプ役のアーク・エンジェル。白づくめの衣装に白い帽子で見るからにきざな彼は、左眼を失っているためにかけている眼鏡の左側はサングラスになっており、片足が不自由で常にステッキを持っている。日本で言えば、ヤクザにも見える彼だが、妙にかっこいい。軍の人間であるので、ホークたちは厳しいことも言うし、要求もする。とは言え、いざ彼らの危機となれば、見捨てることが出来ずにこっそり助けてくれるいい奴(これまたきざとも言えるが)なのだ。


出演者データ
ジャン・マイケル・ビンセント(ストリング・フェロー・ホーク役)
アーネスト・ボーグナイン(ドミニク・サンティーニ役)
アレックス・コード(アーク・エンジェル役)

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