ロブ・ロウ 

Rob Lowe

ブラットパックの一人として80年代に活躍した二枚目スター。ではあったのだが、女性問題のスキャンダルでかなり叩かれて”問題あり俳優”の烙印を押されてしまった。この前後の作品を私はほとんど観ているけど、復帰した作品「バッド・インフルエンス/悪影響」では悪役と演じて、それまでの青春映画でのハンサムな不良青年役とはひと味違った印象を与えたと思う。

一変、91年の「シールズ/栄光の戦士たち」ではシールズ入隊を目指す軍人役で端正な顔立ちの軍服姿はかっこよかった。とはいえ、私には整いすぎている二枚目で実はちょっと苦手。そして、こうした正統派二枚目のジンクスとも言える年を重ねるごとに俳優として難しくなっていく心配は、ドラマ「ザ・ホワイトハウス」のシーボン役で当たり役を得て、本当に見事に乗り越えたと思う。私はこの作品を観ていないのだが、「ブラザーズ&シスターズ」のロバート・マキャリスター役はなかなかよかった。(2015/06/22)

追記:年を取ってもハンサムなのは変わらないが、若い頃のようなくどさはなくなったように思う。アクの強い俳優、例えば、トミー・リー・ジョーンズとか、パワーズ・ブースやリチャード・ギアが年を重ねて、とてもいい味の出ている俳優になったように、ロブもそうなるかも? とちょっと期待して今後の活躍を楽しみにしたい。(2019/02/05更新)


映画代表作:「アウトサイダー」(1983年)、「ホテル・ニューハンプシャー」(1984年)、「セント・エルモス・ファイアー 」(1985年)
ドラマ代表作:「ザ・ホワイトハウス」(1999~2006年)、「ブラザーズ&シスターズ」(2006~2010年)、「ロブ・ロウの敏腕ドラマ弁護士」(2015~2016年)
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当サイト紹介作品:TVMの「アトミック・トレイン」(1999年)
チェック作品
ワイルド・ガンズ」 (1994年) ビル・パクストンとの共演の西部劇。ここでは実在の人物ジェシー・ジェームズを演じ、ビルがジェシーの兄であるフランク役。探偵のアラン・ピンカートン役がウィリアム・アザートン、と西部劇好きの私にはこの二人のジェームズ兄弟役はイメージには合っているので、魅力的な作品に見えるのだが。
ケネディ大統領を殺した男 」(2013年) ナショナル・ジオ・グラフィックで放送されたテレビムービー作品。ロブがケネディ役、製作総指揮にはリドリー・スコットが名を連ねている。オズワルド役にウィル・ルスハー。あちこちのドラマにゲスト出演しているので顔は知ってる、って感じの俳優。ジャッキー役にはジニファー・グッドウィン(当サイトではジジ役を演じた「そんな彼なら捨てちゃえば?」を紹介しているが、「ワンス・アポン・ア・タイム」の白雪姫=メアリー役の方がわかりやすい?)。「ワイルド・ガンズ」同様に実在の人物を演じているが、アウトローのジェシー・ジェームズに対し、こちらは志半ばで銃弾に倒れた大統領。