マテリアリスト 結婚の条件

※内容はややネタバレになります。ご承知の上でご覧くださいね。

2025年作品のこの映画、私はたまたま外国航空機の機内上映で観たのだが、日本での公開は2026年5月29日とのこと。オフィシャルサイトはこちら

というわけで日本語字幕もやや足りない感が否めないまま、既に錆びついた私の英語力では理解不足でありながらも何とか大筋はわかったかなあ、と曖昧なものです、すみません。
ヒロインのルーシーは、結婚相談所で男女のマッチングを担当しているが、以前は彼氏のジョンとともに女優を目指していたアラサー。目が出ないことに見切りをつけて、俳優への夢を追い続ける彼とは別れ、転職したこの仕事は、なかなか彼女に合っていたようで成婚したカップルは何人もいる。
そのひと組の披露宴パーティーで出会ったお金持ち男性ハリー(新郎の弟、と訳されていたが、公開のチラシを見ると兄となっている)をクライアントにしようと営業開始。そんなパーティー会場で、なんと元彼ジョンと再会。会場ウェイターをしていた彼は今も舞台俳優をしながら、生活のためにバイトもしているという。

そんなやや気まずい会場ではあるもののジョンとは完全に終わっていると思うルーシーはハリーの猛アタックで彼と付き合うことに。金持ちで背が高く女性の扱いもスマートで優しいハリーは結婚相手として完璧。俳優になることを諦めた現実的なルーシーにはまさに理想の相手。

だが、正直なところ、完全に終わっていると思うジョンと再会した今のルーシーは心が揺れている。
今、目の前にいる二人の男たちの違いは経済力。どちらもイケメンで長身でルーシーを思ってくれている。女性を喜ばせる術もわかっている。

そこへ自分が担当する会員の婚活トラブルも発生し、恋愛関係、結婚観、仕事と年齢という20代後半から30代前半女性の悩み全開状況におちいってしまう。特に適齢期と言われる20代では。多分、多くの女性が共感する点であるかと思う。

そして全てを持っていると見えたハリーには、実は低身長の悩みがあったことを知る。それをカバーするために足の手術まで受けていた。経済的な問題がないのなら高額の手術を受けようが別にそれが悪いことではない。自分の欠点を何とかしたいのは誰もが望むこと。ジョンが夢をあきらめられないのと大きな違いはない。

全てを持っている人なんていないのだ。ルーシーはどっちを選ぶのか悩んで悩み抜く。

どちらを選ぶのかは、自分の生き方や価値観よるだろう。経験を積んで変化するものもあるが、多分根底にある大事にするものは簡単には変わらないと私は思う。けれど、それがすべてかというとそうも言い切れない。人には生きていくために絶対的に必要なものをあるからだ。何かを選ぶときには別の何かを捨てることになるは、多分そのときには気づかなくても(わからなくても)必ずあることなのではないか。すべてを持っている人もいないし、すべてを手に入れることもできない。人はいつも「何かが足りない」と思う動物だ。足りないものは手に入れたい。それが手に入るかは別だけど。

今は自分に向いていると思う仕事をし、それが楽しくもあり、きっと周囲といい人間関係が築けている、そう感じる瞬間もあるルーシーがパートナーとして選ぶのは、ジョンとハリー、どちらなのか。それは映画を見てのお楽しみ、ということで久々に公開前になんとか感想をUPすることが出来ましたので、最期のネタバレはなしってことで終わります。

今回のイケメン俳優二人は、ジョンにクリス・エヴァンス、ハリーにペドロ・パスカル。

クリスは今や日本でもアベンジャーズのキャプテン・アメリカで有名。かっこいい俳優ですね。ペドロは私は知らなかったのですが、「スター・ウォーズ」シリーズのマンダロリアンに出ているようですね。「グラディエーターⅡ英雄を呼ぶ声」にも出演しているようで、近年かなり活躍の俳優さんでしょうか。allcinemaで見てみると2000年代、2010年代にはいろいろ有名なドラマ(私も観てました)にゲスト出演、2017年の「キングスマン:ゴールデン・サークル」にウィスキー役で出ていたようですが、ウィスキーってどんな役だった?と思い返そうとしましたが、無理でした。今後も注目俳優かも。

ルーシー役のダコタ・ジョンソンはドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの娘。可愛い! いや美人というべき? 彼女も多くの映画に出演してるが、私が観たのは「説得」だけ。と聞いて分かる人は彼女の大ファンかジェーン・オースティンファンだけかな? 「説得」は「説きふせられて」というタイトルで書籍やドラマとして知られている。ダコタはこのヒロインの地味な女性アンを演じていた。BBC製作のドラマ(2007年)ではサリー・ホーキンスが、1995年の映画「待ち焦がれて」(今は「ジェイン・オースティンの説得」)ではアマンダ・ルートが演じていた。このアンの印象が強かった私は最初にルーシーを観たときにはダコタとは思わず、後日検索して「あのルーシーを演じたのはアンを演じたダコタだった!」と知って驚いた。美人なだけじゃなく、やはりうまいのね! と思った瞬間でした。ちなみにここに挙げた2007年版も1995年版も観たのですが、まだUPしてません。いずれ、載せる予定ではいます。(2026/05/25)

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