ヤングライダーズ⑤

ヤングライダーズ 第3シーズン

47 甘い汁(ジミー・キッド編)
ポニー・エクスプレスのロッククリーク中継所が、奴隷解放の過激派に襲われた。ジミーとキッドは中継所の立て直しのために派遣される。そこの保安官はティースプンの旧友ターナーであり、実に頼りになる男だとティースプンは言うのだが、ロッククリークで現状を目の当たりにしたジミーとキッドには次第にターナーの行動に疑問を感じるようになる。

48 ジェシー・ジェームズ(ジェシー登場編)
ルーが恩人のドクを殺されてトボトボトと歩いていたジェシーを連れて戻って来た。ジェシーは中継所にいたジミーがドクを殺したと誤解して撃ってしまうが、それがきっかけでポニー・エクスプレスの仲間達はジェシーに協力することにする。ドクに預けられていたジェシーはカンザスの奴隷解放反対派の人々に家を火を放たれ、農場を荒らされて家族は散り散りになってしまった少年だった。

49 逃亡の果て(ジミー編)
ミルズという長年指名手配だ無法者をティースプンが逮捕した。ジミーとキッドとルーがフォートカーニーの死刑場まで護送することになるのだが、10年前に一度はミルズを逮捕たものの酒のせいで彼を逃がしてしまったことを逆恨みしている元保安官のギルモアがミルズの命を狙っていた。ミルズはもう既にすべてを諦めたような態度で、そんな彼を見ているとジミーの気持ちは揺らいだ。自分の20年後を見ているような気がするんだろう、とルーは指摘したが、まさにその通りだった。

50 不運な恋人達(ノア編)
志願兵集めのリーブラント軍曹の汚いやり方に怒ったノアは彼と大喧嘩をしてしまった。その上、ノアが気にかけていた女性キャシーに手を出そうと嫌がる彼女に言い寄ってきていた。その軍曹がある日、死体で発見される。調査に来た軍隊は、町の聞き込みでノアが軍曹ともめていたことを突き止め、宿舎のノアの荷物を調べにやってくる。その中に軍曹の時計があったため、ノアに軍曹殺しの容疑がかけられる。

51 アイクの死(アイク編)
引っ越して来たエミリーと父。エミリーに思いを寄せるアイクは酒飲みで賭け事好きの父に苦労するエミリーを助けようとしているが、父は悪どいギャンブラーに目をつけられ撃ち殺されてしまう。父の仇を討とうとしたエミリーをかばったアイクは瀕死の重傷を負ってしまった。

52 恋多きビリー(ビリー編)
ダニエルという少年と知り合ったビリーはその母親ジュリアに恋してしまう。しかし、ジュリアの夫が強盗の仲間であり、その仲間割れで殺されていたことからジュリアは一味のボスに脅されていた。一方、無二の親友アイクの死から立ち直れないバックは強盗に夫と弟を殺された身重の女性を助けた。

53 ジェシーの兄貴(ジミー・ジェシー編)
銀行強盗の一味フランクを捕らえたジミーはブルークリークに戻ってから、その男フランクがジェシーの実の兄だと知る。南部の為に盗みをしていたフランクは仲間ともめて追われていたのだ。兄との再会に喜びを隠せないジェシーだが、ライダー達との板ばさみに苦しみ、兄についていくべきか迷っていた。

54 遠い昔の思い出(キッド編)
幼馴染みで昔世話になったドリーサがロッククリークに牧場を買ってやってきた。ガースと結婚していたドリーサをキッドは祝福したが、かつてドリーサはキッドが好きだったことを知っているガースは彼女をキッドにとられるのではと不安がっている。その上、強盗の上前をはねていたガースはその強盗に追われていて追っ手はすぐそこまで迫っていた。

55 酒には弱い奴(ジェシー編)
ランドールという男がポニー・エクスプレスの馬を盗み、本社からマイクという探偵が派遣されてきたが、キッド達を助ける際に傷を負い、しばらく中継所で静養することになった。英雄のようなマイクにジェシーはなつくのだが、彼は酒に頼る男だった。自分の経験から酒に頼る男を信用できないレイチェルはジェシーの心配をするのだが……。

56 トラと修道女(ビリー・ノア編)

57 つらすぎる記憶(ルー編)
シャーロッテという女性がルーを訪ねて来た。ルーは孤児院の施設を抜け出したあと、娼婦館にいたことがあり、そこではひどい思い出しかなかった。その時の経験から髪を切り、男のふりをして生きてきたのだ。シャーロッテは娼婦館から命からがら逃げ出した時のルーの恩人ではあったが、今のルーにとってはライダー仲間達に知られたくな過去を知っていることから優しく出来ない。人生をやり直すためにここに来たとルーに告げる彼女は二人で洋品店を開こうとルーを誘うが、実は元締めのウィルクスからお金を奪い取って逃げてきていたのだ。

58 奴隷解放のあらし(ジミー編)
ジミーがカンザスに住む姉夫婦を訪ねると亡き父の意志をついで奴隷解放運動をしていた姉セリンダの夫ネイサンは宣教師バークをリーダーとする急進派の仲間となっていた。じきに子供が生まれる姉を気遣うジミーの言葉に耳もかさずネイサンは運動にのめり込んでいく。ジミーはやむをえずネイサンと共に行動するが、実はバークの若い妻と心が通じ合う気持ちに心を動かされていた。

59 運命の書(キッド編)
キッドはセネカのホテルで部屋を譲ったマーガレットという女性からお礼にと詩集をもらった。その詩集をロッククリークに戻るとルーにプレゼントしたが、その本は軍隊が追っているものだった。その詩集には北軍と南軍が奪い合っている密書が隠されていたのだ。マーガッレットが再びキッドの前に現れたことでその事実がわかったが、時すでに遅し。軍隊の手はそこまで伸びていた。追っ手のサンダース大佐は偽者であり南軍のスパイだとマーガレットはキッド達に話すが、証拠はどこにもない。

60 実りなき思い(ジミー編)
リンチという凶悪な強盗団が少年を撃ち殺すのを仕事先で見たジミーはロッククリークにリンチを追ってやって来たピンカートン探偵社と協力することになった。その頃、ティースプンはシカゴへ行く途中だというマリーという女性と親しくなる。探偵社のブラックホームに協力するうちにジミーはマリーの行動や言動に疑問を感じるうになる。

61 妻を殺した男(ジェシー編)
妻を殺して5年間服役していたヤヌーシーが出所してロッククリークの自分の農場に戻ってきた。町中がこのポーランド移民の男を警戒していたが、鍛治屋のヒューリーが殺されたことでその反感は更に増してしまう。前日にヒューリーに梳きの修理を頼んだヤヌーシーは彼から「忙しすぎて直ぐには出来ない」と断られたことを根に持っていて殺したと町民に疑われてしまったのだ。ひゅーりーの所で働いていたジェシーは彼の人柄からとても慕っていたので、ヤヌーシーに対する怒りが抑えられない。

62 死霊につかれた女(バック編)
バックの旧友カミーユが結婚相手のビルと共に訪ねてきた。セントジョゼフで二人は結婚し、ビルの父の会社を継ぐのだという。カミーユはコマンチ族に襲われた白人の生き残りであり、カイオワに育てられたバックとは幼馴染だったのだ。そのカミーユが夕食の席で高熱で倒れた。

63 執念の追跡(ジミー編)
フーバーカウンティまでの道のり一番近いのがロッククリークのティースプンに、ドビンスという囚人を護衛するよう知事からティースプンに指示命令書が届いた。ジミーがその任務に志願したが、何か曰くありげな仕事だ。その話を聞いたジェシーは勝手にジミーの後を追いかけていくのだが…。

64 愛ふたたび
ダベンポートで凶悪な強盗が出て保安官が殺された。残された助手はまだ少年だというので、ティースプンは非番のジミーを連れて逮捕された強盗の仲間の一人を引き取りに行くことになった。一方、キッドとルーは仕事帰りにダベンポートのおいしいレストランに寄ろうと寄り道をするのだが……。

65 法の精神
ガンマンのランドールが有能弁護士を雇い、無罪となってロッククリークに現れた。この町にはランドールを有罪にした証人がいたのだ。ランドールはその証人を殺してしまう。だが、先に銃を抜いたのが証人の方だったため、ランドールは再び無罪放免となる。町にはティースプンのかつての仲間であり、今は準州保安官となっていたマーフィがランドール逮捕に協力して欲しいとやってくる。

66 心の重荷
ジミーが教育した新人ライダーのマットが、仕事中にセネカで行方不明になった。ジミーはセネカに行くというルーと共に出発する。ルーはそこでウェディングドレスを買うつもりだったが、今一つ結婚に踏み切れない。ジミーはマットがフェントンに向かったという情報を知り、ルーを残してフェントンへ向かうが、その町は妙な雰囲気に包まれていた。

67、68 『戦禍』前後編(最終回)
奴隷解放運動を展開しているイザヤ・バークが南部のピアスン達に殺された。イザヤに協力している姉夫婦の身を案じたジミーは、仕事の帰りにキッドを伴って彼等の隠れ家に寄ってみると、そこにはイザヤの妻ローズマリーだけがいて、ジミーの姉達家族は無事に逃げたと告げる。彼女はジミー達と共に来ることになったが、南部出身のキッドをローズマリーが警戒するあまり、ジミーとキッドの間は気まずくなってしまった。ジミーは戻ったら、キッドと結婚するルーの付き添い役をすると約束していたが、ローズマリーをかばうジミーに怒りが爆発したキッドは、喧嘩別れして一人で戻ってしまう。一方、町ではティースプンのかつての仲間が北軍の隊長となって軍隊を引き連れて来ていた。ビリーはそんな陸軍に入隊する、と言い出す。

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②出演者とキャストについて (2004/11/16)
③第1シーズンエピソード (2009/06/26)
④第2シーズンエピソード (2009/08/28)

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