ヒュー・グラント

Hugh Grant

英国出身。ご多分に漏れず、って感じではあるのだが、私もかつての英国貴公子俳優ブームで彼にノックアウトされた一人。「アナザー・カントリー」のコリン・ファースとルパート・エヴェレット、「モーリス」のヒュー・グラントとルバート・グレイヴス、とハンサムで気品あふれる青年達にクラクラしていた。

しかもヒューはオックスフォード大学で英文学を専攻していた秀才でもある。1980年代から90年代までは本当に彼の作品を追っかけるように観ていた。スキャンダルなんかもあったりしたが、やはりかっこいいことには変わりはない。気になっていたのは二枚目俳優が美人女優同様に陥りがちな年齢と共に変化する容姿が作品選びに、そして演技にどう影響していくのかってこと。

でも、それも2002年の「アバウト・ア・ボーイ」を観たときにふっとんだ。まるで地でいくかのような役柄を楽しそうにこなして、でも嫌みでもなく、かといって開き直っている様子でもなく、自由に生きる独身男と母子家庭の男の子とのふれあいを見せてくれた。

このサイトでは2015年11月に日本でも公開した「Re:LIFE~リライフ~ 」が見たいと紹介したが、私は行きがかり上、「コードネーム U.N.C.L.E.」の方を見た。これはこれで見たかったが、ヒューの出番は少ないであろうことも予想され、またオリジナルドラマが大好きだったので、映画の方はどうかな? と言う気持ちもあって足を運んだつもりが、出番の少ないヒューのバリッと決めたスーツ姿に「やっぱ、かっこいいよ~(おじさんにはなったが)」と年甲斐もなくドキドキしてしまったのであった。前回このコーナーで紹介したのがアラン・リックマンだし、ここはやっぱりもう一回「いつか晴れた日に」を見ようかなあ、と思う今日この頃であった。(2016/05/12)


当サイトでの紹介作品:「ノッティングヒルの恋人」(1999年)
管理人のチェック作品:「オックスフォード・ラヴ」(1982年)、「幻の城/バイロンとシェリー」(1988年)「白蛇伝説」(1988年)、「青い夜明け」(1988年)「ベンガルの夜」(1988年)1988年、「ヒュー・グラントの 浪漫騎士」)(1988年)「シャンペン・チャーリー」(1988年 TVM)。これらのほとんどは(「シャンペン・チャーリー」以外)、見逃している初期の作品。今ではDVDも発売されていない上、メジャーなテレビ局での放送もないため、残る期待はテレビ東京の昼のロードショー。この超マイナー作品も吹き替えで放送してくれるこの番組に大いなる期待を寄せているのだが、映画はネット配信が主流になりつつあるようでテレビでの放送を期待するのは無理なのか? 「シャンペン・チャーリー」は映画ではないのだけれど、テレビで深夜に放送されたものをビデオに録画して観た作品。しかし、残念ながら消してしまい、もう手元にない! DVDが出ないと知っていたら消さなかったのに! フランス・カナダのこの作品には「赤毛のアン」(1988年)でアンを演じたミーガン・フォローズが相手役で出演していて、ヒューは実在の人物を演じている。もう一度観たいなあ……(2021/05/01)

              

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