ホテル・リッツの男

The Man Who Lived At The Ritz (1988年)アメリカ
監督:デズモンド・デイビス
出演:ペリー・キング、レスリー・キャロン、デビッド・マッカラム

約3時間のこの作品は、テレビ映画として作られたもののようです。第二次大戦中のドイツ軍占領下のパリを舞台に起こった名画の抜け荷事件。ナチのおそろしさをここかしこに見せつけながらのスリルとロマンスと謎。この事件に巻き込まれるのは、おじの遺産でパリのホテル・リッツに住む若きアメリカ人画家フィリップ。芸術的センスもさることながら、探偵ばりの頭の回転の良さと機転で危機を乗り越え、謎を追求し、波乱の人生を見せてくれます。

演じるのはペリー・キング。この人は、結構いろんなドラマ(単発ものだけど)に主演していて、日本でも放送されているので、顔を見るとすぐわかると思います。そこからすると、実に彼の作品の傾向らしいストーリーかなと思って、観ているうちに予測もつくのだけれど、この手の定番通りの期待を裏切らず、ハラハラもあって一気にラストまで観ることが出来ました。

本当にこういうことがあってもおかしくないと思う話である反面、歴史として距離が遠くなっているのも事実。1940年代という時代から、余りに速いスピードで多くのことが流れていって変化してきたので、ずっと昔のことという気もしてしまうのです。まあ、特にアメリカではこの大戦後、ベトナム戦争という大きな戦争を経験し、それが映画化・ドラマ化されているせいもあって、なおのことそう感じてしまうのかも知れませんね。日本人ほど、第二次世界大戦が近くはないのでしょう。

その中で「おや」、と思ったのは、シャネルの登場です。レスリー・キャロンが演じていて、主人公のフィリップと関わる人物として出てきます。私の持っていたイメージとはちょっと違うレスリーですが、こうしたドラマの中に登場するのは、スリリングで面白いですね。(2001-03-14)

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