フリンジ②

フリンジ 出演者とキャストについて
オリヴィア・ダナムはこんな人(声:宮島依里)
オリビアは優秀はFBI捜査官である。頭脳明晰なだけでなく、格闘技もこなすようで(海兵隊にいたらしい)、「エイリアス」のシドニー並みのアクションをくりだす。銃の腕前も抜群で勇気も度胸も人並みの女性以上だ。まさにFBI捜査官になるべくしてなった、という感じ。その上、美人なんだから、言うことない。
だが、つらいつらい過去があることが、物語が進むにつれて判明してくる。厄介なことに巻き込まれた感じでストーリーは始まったが、実は大いにこの「フリンジ・サイエンス」なるものに関係していることが徐々に明かされるのだ。どうやら、フロリダに住んでいた幼少の頃、人体実験の被験者にもされていたらしい。シーズンの後半に姉とその娘が登場するが、オリビアのつらい過去と姉レイチェルはどう関係しているのだろうか?
演じたのは、アナ・トーヴ
オーストラリア出身。私は全く知らなかった女優だが、オーストラリアでは活躍していた女優のよう。この番組が日本でも放送されることになれば、人気も出るだろうか? 私個人としては好きな女優の一人。是非、別の番組や映画でも観てみたいな。たとえば、歴史ものとか、文芸ものなども。

ウォルター・ビショップ博士はこんな人(声:菅生隆之)
天才的な科学者。友人であり同じ科学者のウィリアム・ベルとハーバード大学内の研究所で研究をしていたが、「アインシュタインの後継者」とも言われた彼はベルと共に国防総省の科学研究に携わることになる。しかし、事故により助手を死なせ、人体実験が非難されると、その過激な思想や研究実験が危険であると精神病院送りなる。施設でオリビアが退院させるまでの17年間を過ごした。そのせいなのか、過去の記憶が非常に曖昧で欠落している部分もある。研究に没頭しすぎる傾向があり(天才にはありがちだろうが)、そのため家族を顧みないことも間々あり、息子のピーターとは入院して以来、疎遠になった。
博士は、かなり変わっている。それは天才ゆえかもしれないが、常人には理解しがたい言動がよくある。すごく優秀な人なんだろうな、と思わせたその次の瞬間には、今話していたこととは全く別のことを唐突に言い出し、しかもその話には何の脈絡も理屈もない。単純に自分の希望やそうしたいという願望だけ。検死中に食べ物や飲み物の話をしたり、操作中の事件とは関係ない自分の思い出話などを長々と始めたりする。博士曰く、それは事件に関係のある自分の過去の研究を思い出すためだったりするのだが、彼の不思議な行動を見ていると、どの瞬間が本当のまっとうな彼なのか、よくわからない。つまり、かなりの食わせ者と言える。気になる博士の過去、息子との関係、友人ベルとの確執や長年の研究についての秘密、まだまだ序章的な第Ⅰシーズンだけに、次なる展開に目が離せない。
演じたのは、ジョン・ノーブル
オーストラリア出身。母国では演出家としても活躍。映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ(私は未見)ではデネソール役を演じた。他にアメリカでは「24(第6シーズン)」、「ザ・ユニット」、「ジャーニーマン~時空を越えた赤い糸~」などにもゲスト出演。

ピーター・ビショップはこんな人(声:中谷一博)
天才科学者ウォルター・ビショップの息子としての苦労が絶えない人生を送っている青年。難解な専門用語や仕組みを次々と発する博士の、オリビアやアストリッドへの通訳として、また事件の真相を探る手伝いをするべく、放浪生活に終止符を打って留まることに決めたのだが、自身も天才肌でIQ190はあると言われる秀才。MITを中退ということだが、卒業したと詐称して仕事をしたり、取引したり、また危ない仕事も数々こなしてきた様子。その全貌は明らかにはなっていない。
仕事に没頭する父とは子供の頃から親子関係がうまくいかず、研究所の事故後に父親が精神病院に入れられ、母親が自殺するなどの不幸が重なって、現在も親子の距離感は埋まらないまま。ギクシャクした関係の二人が、今後どうやって改善するのかが気になるところ。父親を名前で呼ぶピーターは、息子でありながら同時に、記憶を失い、時に天才の自我や才能を垣間見せつつピーターを取り戻そうとするビショップ博士の保護者のようでもある。お互いの思いがかみ合っていないズレを修正できるのか、そして、博士が隠すピーター自身の謎(おそらく本人も知らない)は明らかになるのか、次シーズン以降に期待が膨らむ。
演じたのは、ジョシュア・ジャクソン
カナダ出身。懐かしい!、それが第一声。あのあどけないちょっとひ弱なイメージのジョシュアが、なんともワイルドな印象となって今、目の前に! って感じで、本当に驚いた。でも私が「飛べないアヒル」シリーズのチャーリー役でジョシュアを見たのはもう18年前なんだ。すっかり大人になっていて当たり前か……。テレビ界で人気が出たようだが、まだまだ映画も期待したい。Starlight Cafeへ。

フィリップ・ブロイルズはこんな人(声:山野井仁)
国土安全保障省の特別捜査官。「フリンジチーム」の責任者として、有能さを評価したFBI捜査官のオリビアをスカウトし、チームに引き入れる。一連の事件は、これまで捜査してきた「パターン」と関連があると考え、巨大な謎の真相解明に挑んでいるかのようにも見えるが、非常に謎多き人物でオリビアにも限られた情報しか与えない。不思議な事件の数々、ハーバード大学内の研究所で行われていたビショップ博士とベル博士の科学研究、そして、そのベル博士が設立したグローバル企業マッシブ・ダイナミックとその実質的経営者のニーナ・シャープ、複雑に絡み合ったこれらと彼の関係がどう関わっているのか。ニーナと密かに連絡を取り合う彼の真の目的は何なのか、実のところ、敵なのか味方なのか判断つかない行動も多々あり。今後の展開でそれは明らかになる点であるとは思うのだが……。離婚して子供を引き取っている父子家庭らしい。
演じたのは、ランス・レディック
テレビドラマ「OZ/オズ」や「THE WIRE/ザ・ワイヤー」、「LOST」といった番組で注目されているよう。テレビゲスト出演も多々あり。

アストリッド・ファーンズワースはこんな人(声:佐藤ゆうこ)
FBI捜査官。オリビアのアシスタントとしてビショップ博士の研究所に詰め、博士やピーターの助手を務める。コンピューターのエキスパート。困った言動の博士に悩まされつつも忠実な助手として研究を助けるなくてはならない人。
演じたのは、ジャシカ・ニコール
2006年に映画「レッスン!」でデビュー。

ニーナ・シャープはこんな人(声:宮寺智子)
グローバル企業マッシブ・ダイナミックの実質的な経営者。ビショップ博士やベル博士とは昔からの知り合いのよう。ガンで失った右腕をベルが起業したマッシブ・ダイナミック社で高性能な”義手”といった形で取り戻し、非常に恩義を感じているらしい。謎めいた事件「パターン」について何か知っているのか、関与しているのか、ブロイルズ同様に怪しい行動が多い。オリビアを引き抜こうとするが、きっぱり断られている。
演じたのは、ブレア・ブラウン
アメリカの舞台、映画、テレビ界で活躍する実力派女優の一人。

チャーリー・フランシスはこんな人
FBI捜査官。オリビアの友人であり、同僚、そしてよき理解者でもある。やはり有能な捜査官らしく、オリビアがブロイルズにより「フリンジ・チーム」に加わることになった後も彼女をバックアップし、いつの間にかブロイルズの下で働いていた?感じ。これらの事件に関わるようになって、チャーリーもより危ない目に遭うことも……。真面目で非常にいい人って印象のチャーリー、オリビアのことが好きなのかな?と思っていたら、愛する妻と一戸建てに住む既婚者であった。
演じたのは、カーク・アセヴェド
「OZ/オズ」に出演。「サード・ウォッチ」、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」、「24」、「コールド・ケース」、「WHITE COLLAR 天才詐欺師は捜査官」などなど、様々なドラマに出演。

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