パーソン・オブ・インタレスト犯罪予知ユニット②

PERSON OF INTEREST 出演者とキャストについて

ジョン・リース
 軍の特殊部隊に所属後、CIAへ。中国での任務中に死亡したことになっているが、実はホームレスとして生きているところをハロルドが見つけて、自分の仕事の仲間に、と誘われた。彼の戦闘技術や性質を買ってのことのようだが、でも実は過去に何か関係があるような……。ジョンは、軍勤務時代に付き合っていた女性ジェシカとすれ違いから別れることになってしまったらしく、その後、ジェシカは別の男性と結婚。幸せになったと思っていたはずが、本当はそうではなく、ジョンがそれを知ったのはCIA局員になったあと。トラブルに巻き込まれているらしいジェシカからの連絡で助けに行くつもりだったのが、間に合わず彼女は死亡した、という過去の責任にさいなまされている。ハロルドが彼を見込んだ理由の一つは、おそらくジョンには恐れるものも、また失うものもないといったある意味達観したような現在の人生観ゆえだろう。それは、過去の生活を捨てたハロルド自身にも通じることなのかもしれない。
演じているのは、ジム・カヴィーゼルStarlight Cafeへ。

ハロルド・フィンチ
 天才であるがゆえに孤独、その言葉の通りの人かも、と思う。友達らしき人は死亡したネイサンしかいないようにも。そして、ハロルドの過去は謎に包まれており、この名前さえ本名かどうかわからないことを時としてにおわせる会話が……。また大富豪でもあり、様々な会社を経営しているらしい。ジョン同様にハロルドもまた、ネイサンが死亡したときの事故で巻き込まれて死んだことになっている。当時、つきあっていたグレースを守るための行為であったが、彼女を忘れられず、またこうしたやり方で傷つけたことを苦しんでいるようだ。現在は使われていない図書館に住んでいる(勝手に? それとも自ら購入?その辺は不明)。古い図書館が住まいだなんて羨ましい。
演じているのは、マイケル・エマーソン
今は「LOST」に出ていた人として有名かもしれないが、舞台で経験を積んだあと、「ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル」の連続殺人鬼ヒンクス役でテレビデビュー。私も「LOST」を観ていたときは、すっかり忘れていたが、そう言われてみれば、そうだった、と。このヒンクス役は結構怖かった。

ライオネル・ファスコ
 ニューヨーク市警の悪徳警官だった。最初は渋々、ジョン達に協力していたが、だんだんそれも悪くないかな、と思うように。異動により、カーターの相棒となるが、第2シーズン後半にカーターは降格され、パトロールの制服警官へ。ファスコには、離婚した妻との間に一人息子がいる。元妻はともかく、息子のことは大切に思っているよう。子供に誇れる警官でなかった昔と違って、今はどうなのか、私としてはそのあたりもドラマの中で観たいのだが、ちょっと出番が減ってるような……。シーズンを追うごとに増えてくる女性キャスト陣も個性的でよいのだが、この三人のでこぼこチームぶりも私は結構好きなんだけど。
演じているのは、ケヴィン・チャップマン
この人を見ていると、「ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル」のジミーを演じたマイケル・ダバルッコや「コールドケース」のヴェラを演じたジェレミー・ラッチフォードを思い出してしまう。こういうタイプはアメリカには結構多いのかもしれない。ちょっと怖そうなおじさん風だが、本当は気の優しいいい人、って感じだ。まあ、この作品においては登場したときは悪徳警官だったが、だんだん変化もあり……。ドラマだけでなく、様々な映画にも出演しているよう。

ジョス・カーター
 すでに紹介した通り、正義感の強いシングルマザー。現在この番組は日本では第3シーズンがAXNで放送中だが、ここに至るまで、最初からレギュラーのジョス・カーター以外に注目女性キャラが、あと三人登場する。まずはレギュラーのジョス。彼女にも一人息子がいる。子供ためには命も賭けるが、警官としての仕事も大事。真面目な性格故に、ジョンとハロルドのしていることを知った後も、協力したいが出来ない、といったジレンマに苦しむことも。そんな彼女を完全にジョン達の側に入ることを決断させるエピソードも第2シーズンでは登場する。正義は大事だ。実行されてほしいし、認めてほしい。だが、現実社会では正義が完全に正しく、悪が圧倒的に悪い、というだけでは済まされないことも少なからずある。それを認めるのは難しいが、仕事柄ジョスにはその選択、決断を迫られる時が来てしまうのだ。この作品の中に登場するメインキャスト女性4人の中では、一番一般人に近い人。
演じているのは、タラジ・P・ヘンソン
注目されたのは、映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」とのこと(私は未見)。この作品でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされている。その後、「弁護士イーライのふしぎな日常」にゲスト出演。このサイトでは「ベスト・キッド」を紹介しているのが、この映画では主人公の母親役だった。追記:先日、彼女が主演の「ドリーム」を観ました。NASAの宇宙開発計画の初期のころ、まさに縁の下の力持ちでアメリカの宇宙事業を支えた女性数学者3人のうちの一人キャサリン役でした。評判通りの素晴らしい作品で、ヘンソンもこの役がぴったりでした。(2019/08/12)

ゾーイ・モーガン
 二人目は第1シーズン6話目に登場した凄腕女性フィクサーのゾーイ。クライアントは有名人や大金持ちばかり。様々な情報を手に入れることが出来、また、それを仕事に多く活用している。当然度胸も据わっている。レギュラーではないが、以降、時々、ジョン、ハロルドに依頼されて仕事を手伝っている。リスクが大きく命の危険もありそうな仕事をしているが、そんな自分の人生を愉しんでいるようにも見えるゾーイは、かっこいいとも言える。一度だけジョンと夫婦のふりをしたことがある。
演じているのは、ペイジ・ターコー
テレビで活躍している女優のようだが、調べてみたら、「アメリカン・ゴシック」(懐かしい! あの時の主人公の少年ケイレブを演じたルーカス・ブラックも今やすっかり大人。リバー・フェニックスの再来とまで騒がれていたけど、ちょっと低迷中? 頑張って欲しい)でゲイル役をやっていた人だった。どうやら、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のスピンオフ番組「NCIS: New Orleans」で二人は共演している模様。こちらのリーダーはスコット・バクラ(当サイトでは「タイムマシーンにお願い」を紹介)が演じ、検死官はCCH・パウンダーとのこと。となると、見たい! 日本では放送してくれるだろうか?(追記:スーパードラマで放送されました) ペイジのだんなさんは、「ニューヨーク1973」や「Terra Nova ~未来創世記 」のジェイソン・オマラ。

ルート
 三人目は、ハロルド同様のコンピュータの天才美女ルート。彼女もある事件をきっかけにその存在が知らされるわけだが、実はハロルドの開発したマシーンにかなりのご執心で、その並々ならぬ熱意はある意味、異常でもある。サブレギュラーとして登場回数が増すごとに彼女のマシーンへの異常な執着は理解しがたいものがあるとわかる。マシーンのありかを見つけるために、このマシーンを管理し、活用している政府の特別法務官の秘書になったり、ハロルドを誘拐したりと異常行動も……。法を犯すことを何とも思っていないあたりはやはり精神異常者といえるのか? 第3シーズンでは、マシーンと電話で直接対話が出来るようになって登場。
演じているのは、エイミー・アッカー。
日本でも多々放送されている海外ドラマにゲスト出演。

サミーン・ショウ
 四人目は、第2シーズン16話目に登場する政府のエージェントだったサミーン。ハロルドのマシーンを活用している政府側が有用リストとしてはじき出されたテロを防ぐために彼女たちエージェントに命令を下す。このエピソードで自分のしていることに疑問を抱いた相棒が上司に殺され、自らも命を狙われることになったところをジョン達に救われた。最初は彼らを信用していなかったが、第3シーズンでは協力者の一人となる。自分の感情をうまく表現できない(その気持ちを理解できないと言っているが)ことが途中のエピソードで明かされ、いつも無表情、人との関わりを避けているような彼女の様子も合点がいくと納得する。そんな彼女の今後の変化も見所の一つとなるのか?
演じているのは、サラ・シャヒ。
日本でも多々放送されている海外ドラマにゲスト出演。

シモンズ
 ニューヨーク市警の警官であり、HRでは黒幕と直接会える重要な位置にいる。いつも威張り散らしてファスコに汚れ仕事を任せる、観ている方にも嫌な奴だと思わせる警官。第3シーズンではHRの忠誠心に憧れる若手の警察官を手下にして、カーターを見晴らせていたが、思わぬ展開になり……
演じているのは、ロバート・ジョン・バーク

カール・イライアス
 ニューヨークの裏社会を牛耳っているマフィアのボス。逮捕され、服役中だったが……。刑務所にいてもあちこちに手を回すことが出来る権力を持ち、ジョン達やカーターも彼の助けを借りることも
演じているのは、エンリコ・コラントーニ

レオン
 ジョン達に助けられたことがきっかけで、たまに人助けを手伝う。ちょっといい加減な性格の割に会計士なので金融に強く、ハロルドに金融がらみの人助けの時に頼まれ仕事がある。面白いキャラなので、また登場して欲しい。
演じているのは、ケン・レオン

ネイサン・イングラム
 ハロルドのビジネスパートナーであり親友。大学時代からの友達のよう。既に成人した一人息子がいて、ネイサンの死後はハロルドが後見人のような役割。ハロルド同様にコンピュータには詳しい人物のようだが、それよりもビジネスに向いていたらしく、企業の代表として表舞台に立つネイサンと裏方として才能を発揮するハロルドという役割になっていた様子が過去のシーンで明かされている。ネイサンと政府とのマシーンに関する交渉については不明点も多く、ネイサンの死も謎がある。
演じているのは、ブレット・カレン。「ヤングライダーズ」で保安官サムを演じていたブレット。久しぶりに観たら、やはりおじさんになっていた。

マーク・スノウ
 CIAのエージェントであり、曰くジョンの親友。ジョンを追う側として登場するが、その理由もドラマの進行途中のエピソードで次第に明かされる。カーラに捕まり脅され、彼女の計画の一部にされて死亡。
演じているのは、マイケル・ケリー

ハーシュ
 政府の極秘諜報部隊のエージェント。マシーンを管理する特別法務官の命令で動いている。ハロルドと死んだネイサン、そして仲介した政府の人間のアリソン(途中で死亡)を含め、政府=ハロルド・ネイサン間でのトラブルがあったようだが、詳細は不明。ハーシュ自身も途中で死亡。
演じているのは、ボリス・マクギヴァー

ドネリー
 スーツの男を追うFBI捜査官として登場。カーターに「スーツの男」追跡の協力を仰ぐが、実はHRの仲間。第3シーズンで死亡。
演じているのは、ブレナン・ブラウン

カーラ・スタントン
 元CIAのエージェント。ジョンのCIA時代の上司でもあり相棒。中国の任務の時に死んだと思われていたが、逃げ延びてアメリカに戻ってくる。同僚のスノウを脅して自分の計画を実行しようとするが、失敗し死亡。
演じているのは、アニー・パリッセ。「ザ・フォロイング」ではFBI捜査官を演じていた。

ベアー
 ジョンのペットとなる、もとはギャングが飼っていた犬。特殊な訓練を受けている犬でジョン曰く、オランダ語の指示でないと動かない。ジョンの家はマンションなので、ハロルドが図書館で飼うことに。(2014/06/30)

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