プリズン・ブレイク⑥

第4シーズン ファイナルシーズン 強大なる組織との対決 2008~2009年
無法地帯とも言えるSONAを脱出したマイケルではあったが、サラはスーザンに殺され、その敵討ちを考えていた。また、リンカーンも襲ってきた暗殺者を殺したことで逮捕されていた。マイケルはSONAを脱出後に別行動となっていたウィスラーとマホーンを追い、サラは実は死んでいないこと、組織を潰すために協力して欲しいと告げられる。だが、ウィスラーはその計画の全貌を話し終える前に組織に殺されてしまう。サラを捜すべく、シカゴに来たマイケルはそこで警官に見つかり拘留されるが、国土安全保障省のセルフという男に取引を持ちかけられる。マイケルとリンカーンの自由と引き替えに、極秘で「スキュラ」と呼ばれるカードを見つけ手に入れてくれ、と言うのだ。
一人では無理な計画に、マイケルはメンバーを集める。釈放されたリンカーン、マホーン、そして命からがらSONAを逃げたスクレとベリックとスキュラの鍵となる本を持つティーバッグだ。セルフは基地となる倉庫ともう一人のメンバーとなる天才ハッカーのローランドを用意していた。計画は上手くいくのか? お互いが信用し切れていないメンバー達に流れる気まずさは仲間割れを起こさないのか? セルフとローランドは確かに味方なのか? マイケルとサラの恋の行方は? 逃げてきた今までとは反対に立ち向かうことを決意したマイケルとリンカーンの組織との最後の戦いとなるファイナルシーズン。生き残ったメンバー達の胸の内も描きつつ、ラストを迎える。このシーズンでは、脱出ではなく侵入計画でマイケルの頭脳明晰ぶりを楽しむことが出来る。


第4シーズンのキーパーソン
ドン・セルフ
国土安全保障省の捜査官。組織を潰そうと長年、極秘捜査を続けているが、成果が出せず焦り気味。
演じたのは、マイケル・ラパポート
ちょっと印象は薄い俳優だが、映画では多くの作品に出演してる脇役で活躍する中堅俳優と言えるかも。出演作は、「トゥルー・ロマンス 」、「死の接吻 」、「ビューティフル・ガールズ 」、「ネゴシエーター 」、「コップランド」など。

ローランド・グレン
天才ハッカーだが、泥棒でもある。長期の収監を逃れるために協力しているだけなのでマイケル達に協力する気は全くないよう。

演じたのは、ジェームズ・ヒロユキ・リャオ

クリスティーナ・ローズ・スコフィールド
死んだはずのマイケルの母。父同様、元々は秘密組織カンパニーの工作員。病死したことになっていたのだが、死んだはずの母は生きていた?!みたいな登場でその真の姿が見えてくる。クリスティーナは、ここまでのシーズンの中では、マイケル、リンカーン兄弟の”母の思い出話”としてしか登場したことがなく、素敵なママの印象が強かった。病気の妻と息子二人の家族を捨てて失踪したダメ親父的な父親と、息子を守り病死した薄幸の母親といった図式の「思い出の母」だったはずが、実は違ったというこの展開には仰天! しかもマイケルの兄であるリンカーンは、マイケルの父親アルドが死んだ仲間の残された一粒種だと言って勝手に養子にした私たちには何の関係もない出来の悪い息子、と言い放つ。怖いお母さんぶりは、リンカーンだけでなくマイケルもかわいそうになってくる。
演じたのは、キャスリーン・クインラン
トム・ハンクスの奥さんであり、「アポロ13」で演じたトムが演じたジム・ラベルの妻役が非常に印象的だった。夫を信じ、無事を祈る良妻賢母的な姿は美しかった。このクリスティーナは才色兼備だが、なかなか怖いママ。ラベル夫人と対照的な母親と言える。(2019/09/16)

プリズン・ブレイク⑦ファイナルブレイク
プリズン・ブレイク⑧第5シーズン

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プリズン・ブレイク③第1シーズンに登場する塀の中の人たち
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プリズン・ブレイク⑤第3シーズンとキーパーソン