SHERLOCK シャーロック ②

SHERLOCK シャーロック 出演者とキャストについて(2012/03/23)

シャーロック・ホームズはこんな人
 現代に甦ったシャーロックは、原作通りベイカー街221-Bに住んでいるが、様々な小道具は現代にマッチしたものに変えられている。原作を読んでいない私にはこのシャーロックが原作通りでイメージに合っているのかどうかは、比べようもないが、かなり変わった人物である。冷蔵庫やレンジには絶対に入れないものを平気で保存しているし、リビングに飾ってある骸骨のことを「友達だ」、とジョンにも話す。

仕事中は犯罪者の一歩手前の人間だとスコットランドヤードの巡査には言われているが、本人は自らを高機能社会不適合者である、と分析する。そういう分析をする時点でも彼の超人的な才能や頭脳には脱帽だ。頭の中にはロンドン市内の地図が完璧に入っているし(まるでグーグル地図のよう)、様々な最新の情報も入手している(ダウンロードしたみたいに)。そうした知識や情報を駆使し、天才的な洞察力や観察力で対象人物の過去や現在の状況を推察する能力は、持って生まれた才能としかいいようがないほどだ。

痩せぎすで長身、辛辣な発言を遠慮なくする様子は高慢ちきにも見えるが、でも実はみんな、自分の言いたいけど言えないことを言ってくれるシャーロックには心の中では感謝してるんじゃない?、なんて思うのは私があまのじゃくのせいだろうか? 常人の悩みや苦しみを超越しているかのようなシャーロックはやはり普通の人とは言えないだろう。自分に不要な情報は消去されたと言うシャーロックが、「地動説」のことでジョンに「必要な情報だった」と指摘されて言い合うところはちょっと可愛いけど。

演じたのは、ベネディクト・カンバーバッチ
英国出身。両親共に俳優とのこと。舞台、テレビ、映画界で活躍している俳優とのことだが、日本での知名度はまだ今ひとつか? このシャーロックでかなりの認知度は得たと思う。英国は各賞にノミネートもされていて、その実力も証明されていると言える。現在公開中の映画「戦火の馬」にも出演しているが、日本では4月21日に公開される「裏切りのサーカス」には大いに期待するところ。主演はゲイリー・オールドマン、共演はジョン・ハート、コリン・ファース、キアラン・ハインズ、トム・ハーディなどなど。是非、劇場で観たい作品のひとつ。主な出演作には、「アメイジング・グレイス 」、「つぐない 」、「ブーリン家の姉妹 」(当サイトで紹介)、「ラスト・エネミー 監視国家の陰謀」(TVM)、「戦火の馬」、「裏切りのサーカス」ほか。Starlight cafeでも紹介

ジョン・ワトソンはこんな人
 ジョンはアフガニスタンから帰国した軍医である。戦場で負傷し、PTSDになっているらしい説明が冒頭にある。戦場の悲惨さに苦しみ、もがき、日常生活に戻れないといった、アメリカ映画のベトナム帰りの兵士の苦しみに似た印象を与える始まりだ。だが、物語が進むにつれ、シャーロックの兄であるマイクロフトが、「戦場を忘れたいのではなく、戻りたいのだ」と指摘するように、シャーロックの元に舞い込む事件に結果的にはのめり込む。手伝うのは本意ではないような仕草を見せつつも(シャーロックの人に対する言動を見れば手伝うのは及び腰になるのも当然だが)、結局協力し活躍してしまう。

「ワトソンはシャーロックを変えるかもしれん」とマイクロフトはつぶやくが、それは事実かも知れないと思う。実際、同居人となるだけでなく、彼とつきあい友達になってしまうことを見れば、もう既にシャーロックを変え始めていると言えるかも知れない。見るからに真面目でいい人で常識人のジョンにも困ったことはある。姉との不仲だ。

レズらしい姉はアルコール中毒でパートナーとも別れたことが第1話で語られる。そんな姉がくれた携帯をジョンは使っている。ジョンの家族の背景が少し伺えるこのシーンは、どんな人にも「幸せで素敵ないい面」だけではないことを感じさせてくれる。みんな何かを背負っている。でも、それに囚われていては生きていけない。シャーロックと対照的なごくごく普通の人だ。シャーロックが「推理の科学」というHPを開設しているのに対し、ジョンはシャーロックが許可した解決済み事件について自身のブログ(「Dr. John. H. Watson」)で書いている。

演じたのは、マーティン・フリーマン
英国出身。私は知らない俳優だなあ、なんて思って観ていたのだが、「ラブ・アクチュアリー」に出演していたし、出演作品は日本でも公開していたので、私が知らなかっただけ? 主演を演じたピーター・ジャクソン監督の「ホビット 思いがけない冒険」(2012年12月14日公開)が公開される。これは、トールキン原作の「ロード・オブ・ザ・リング」の前章である「ホビットの冒険」の映画化。イアン・マッケランやケイト・ブランシェットが共演とのことで、ベネディクトが出演している「裏切りのサーカス」同様にこちらも期待できそう。
主な出演作には、「アリ・G」、「ラブ・アクチュアリー」、「銀河ヒッチハイク・ガイド」、「こわれゆく世界の中で 」、「レンブラントの夜警」、「恋愛上手になるために」、「ホビット 思いがけない冒険 」ほか。Starlight Cafeでも紹介

レストレード警部はこんな人
スコットランドヤードの警部。警察の権威を気につつも、シャーロックに難解な事件の推理と捜査協力を依頼している。彼の才能や実力は認めているようだ。回を追うごとにシャーロックを捜査協力の探偵というよりも友人へと気持ちが変化していくのは、容易に察することができる。
演じたのは、ルパート・グレイヴスStarlight Cafeへ。

ハドソン夫人はこんな人
シャーロックとジョンが住むアパートの大家さん。「あれ、お願い」、「これ、やっといて」というように用事を言いつける二人に、「私は家政婦じゃあ、ないのよ」と返事しつつも、あれこれ世話を焼かずにはいられない人のいいおばさん、のような人だ。演じたのは、ウーナ・スタッブズ。

マイクロフト・ホームズはこんな人
シャーロックの兄。はっきりした役職は出てこないが、どうやらお偉い役人のようだ。シャーロックとは仲がよくないらしいが、それでも「弟を心配している」とシャーロックの様子を知りたがっている。シャーロックは疎ましく思っているようだが、この二人、意地悪なところが実は似ている。やっぱり兄弟?! 演じたのは、マーク・ゲイティス。

サラはこんな人
ジョンがアルバイトをするクリニックの責任者。お互い気になっていて、つきあいが始まる。シャーロックと共同生活するジョンとの仲はうまくいくのか? 演じたのは、ゾーイ・テルフォード。

ジム・モリアーティはこんな人
このシーズン3話の黒幕でああり、シャーロックの強敵とも言える男。巨大な犯罪組織のネットワークがあり、そのボスのようだ。第2シーズンではついにシャーロックと対決して、自分の自殺により、シャーロック自身にも自殺をさせるように仕向けるという、かなり複雑で屈折した心の持ち主のよう。シャーロックは偽装自殺であったことが第3シーズンで明かされるが、それはその残った巨大組織をシャーロックが壊滅させるため、との話が出てくる。演じたのは、アンドリュー・スコット。

アイリーン・アドラーはこんな人
名前を口に出すのもはばかられると、「あの女」と呼ばれている悪女。映画版でも同様だったからシャーロックにとっては忘れられない女性の一人のようだ(原作を読んでいないので、彼女の立ち位置が不明ですみません)。男性にとっては、魅力的なのかもしれないが、かなりの意地悪で嫌な女。女性から嫌われそうな女だ。演じたのは、ララ・バルバー。

モリーはこんな人
最初は警察の検死官なのかと思っていたのだが、NHKの公式サイトを見るとセント・バーソロミュー勤務となっている。第3シーズンでは勤務医になっているということ? あとで第1シーズンをもう1度観てチェックしなければ。モリーは最初からシャーロックに惹かれている様子がある。地味な印象のモリーは真面目で頭も良いのだろうけど、シャーロックにとっては友達以上の感情を抱く相手ではなさそう。というより、シャーロックはみんなからゲイだと思われている節もあり、ジョンと付き合っていると周囲は勝手に誤解している(お互い否定しているが)。でも、モリーはシャーロックが好きだとするなら、彼女はシャーロックがゲイだとは思ってない? 第3シーズンでは結婚していて、その夫も登場。演じたのは、ルイーズ・ブリーリー。

アンダーソンはこんな人
スコットランド・ヤードの鑑識官。第3シーズンではスコットランド・ヤードを辞めている状態で登場するので、元鑑識官と言うべきか? 第1、2シーズンでは現役としておそらく有能ではあっただろうけど、シャーロックの登場、分析により自分の立場がかたなし。それだけのせいではないんだろうけど、二人は険悪ムード。アンダーソンはシャーロックを敵視している様子が伺えた。だが、第2シーズンラストのシャーロックの自殺(偽装だが)により、アンダーソンは自分の責任を感じるようになって警察を辞めたといういきさつがあるように第3シーズンでは描かれている。シャーロック生存説を唱えていた一人でもあり、ファンクラブもどきの活動も……。演じたのは、ジョナサン・エイリス。

メアリーはこんな人
看護師。シャーロックの死後(偽装だったが)、ジョンがつきあい始めた女性。この第3シーズンでジョンは彼女にプロポーズし、結婚へと。何故かシャーロックとは馬が合いそうな雰囲気を漂わせ、冷静なシャーロックと感情的になるジョンとを繋ぐ役割をしそう。原作のメアリーはどうなんだろう?

演じたのはアマンダ・アビントン
英国出身。彼女は「セルフリッジ 英国百貨店」で有能な社員マーデルを演じていた。この作品はまだ当サイトでは紹介していないけど、とても面白かったので是非紹介したい。マーデルはアメリカからイギリスに来て百貨店を始めたセルフリッジが最初に採用した社員のうちの一人だ。「SHERLOCK シャーロック」でのメアリーも同様に有能な女性ではあるが、何か秘密がありそうな雰囲気を漂わせている。マーデルは20世紀初頭のロンドンでの働く女性であり、また人事部長のロジャーと不倫関係であった。優柔不断なロジャーに振り回されつつも最後は結婚して思いを遂げるこの役がとても合っていたと思う。まあ、結果的にはメアリーもジョンのことを心底思っていたのだとは、最後にわかるから一緒かもしれないが。アマンダは、長いことジョン役のマーティン・フリーマンとパートナー関係にあって子供もいるようである。現在は別れているようだ。(2019/07/26追記)

チャールズ・アウグストゥス・マグヌセン
第3シーズンのシャーロックの新たな敵。演じたのは、ラース・ミケルセン。

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