やっぱりアニメは凄かった!

今月は4日に公開された話題の「ゴーストバスターズ アフターライフ」、各国の女スパイが活躍するという「355」、11日はこれまた話題になっている「ウエスト・サイド・ストーリー」、そして当サイトとしては取り上げたほうがいいかも?と感じる「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」、18日公開の久々に楽しそうな冒険もの「アンチャーテッド」、23日にはプロテニス選手ウィリアムズ姉妹と父親の実話を基にした「ドリームプラン」や25日公開のケネス・ブラナー主演での「ナイル殺人事件」と話題作目白押といった印象の2月、その中でダントツ観たいのは、18日公開の「オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―」。理由はコリン・ファース主演であることは間違いなのだけれど、偽情報をドイツに信じ込ませるために高級将校に見せかけた死体を海に流すというトンデモ作戦を実施したという英国の実録スパイサスペンス、と紹介されているのも興味を引く。

と、ここまで書いておきながら、今月のトップページ紹介は様々な諸事情で滞っておりました。既に2月も半ばを過ぎ、ロードショー映画の紹介というものどうかと思うので、今月はアニメについて思うこと!
というのも、昨年から「鬼滅の刃」にはまっています(今更って感じでもありますが)。最初友人から聞いたときには「そんなに面白いのかなあ~、ちょっと怖そう、きもそうだけど」なんて思っていたのですが、いやいや観始めたらこれまた止まらない。人間を襲う鬼との対決なので、やはり映像はなかなかグロいシーンもあり、子供に観せるのはどうか、とためらうものでもありますが、主人公の炭治郎はじめ、メインのキャラクター達が実によく描かれています。あちこちに散りばめららた謎も観る側の興味をそそります。

実は「遊郭編」の最終回はまだ録画したままで観ていないのですが、観終わってしまうのが残念なような気もして(久々に!)、もう少し取っておいてもいいかも? いや、また1話から一気観もありかな、とかあれこれ考えたりもしています。このアニメの魅力は何と言っても「炭治郎」のキャラにあると私は思っています。素直で真っ直ぐな気質、努力を惜しまぬ真面目な姿勢、凹むようなことがあっても常に前向きに捉え自らを励まし奮い立たせることで、より大きな力を発揮する底力、そして周囲への深い思いやり。

近代化は進んできているものの、まだ江戸時代の名残を残す大正時代という時代背景とともに本来の日本人の姿を炭治郎に重ねてしまうのは、私だけではないことでしょう。一つの技だけを極め続け、恐怖のあまり気絶したような状態に陥り鬼と戦う善逸、実はハンサムなのにイノシシに育てられ野蛮児(だからイノシシの被り物?)のように野生の勘と動きも駆使する伊之助、この二人とともに彼らの成長を見守りつつ、鬼との戦いがどうなるのか、原作の漫画を読んでいない私にはこの先がまだまだ楽しみです。

ここしばらく、「ReLIFE」、「宇宙よりも遠い場所」、「黒執事」、「黒子のバスケ」などなど、アニメの良作に巡り合って(「夏目友人帳」以降)、あらためて日本のアニメもすごい! と実感しています。昨年テレビ放送での特番で観た「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」も本編は観ていないのでぜひ観たい(どこかで放送していませんか~?)ところ。番組表のチェックをしなければ!と久々に思っているこの頃です。(2022/2/21)

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