2013年9月公開のチェック映画

私が愛した大統領 (HYDE PARK ON HUDSON)  2012年イギリス作品
日本公開2013年9月13日

今月は、待望の「許されざる者」が公開される。クリント・イーストウッドの作品のリメイクとして渡辺謙主演で作られた作品だ。舞台は明治(1880年)の北海道。旧幕府軍の刺客としてその名をとどろかせていた男、十兵衛と討伐隊の一員だった一蔵との戦いとなる。クリント作品が本当に素晴らしかったので、少し不安だが、出演者も演技派が揃っていて、絶対に観たい作品のひとつ。

しかし、この9月は大統領に関連した女性が主人公の作品が2本公開する。そこで、やはりここでは女性がメインとなるこちらを紹介することに。6日公開は「大統領の料理人」、13日公開が「私が愛した大統領」だ。「大統領の料理人」はフランス映画でミッテラン大統領とそのプライベート・シェフに抜擢された女性料理人の話。「私が愛した大統領」はイギリス映画でアメリカ大統領のルーズベルトと彼の世話役として支えた従妹デイジーとの話しだ。

どちらもとても興味深い。男社会の典型とも言える政治の中心にいる人物と彼を取り巻く周囲の人間達の一人なった女性とはどんなものなのか。料理人の方ではおいしそうな料理の数々が登場するようで、そこも楽しみだ。たまにはフランス映画を取り上げてみたいとも思うのだが、今回はアメリカ大統領の方になってしまった。製作国はイギリスというのも何だか意外だが、意外だったのは大統領役を演じるのがビル・マーレイだということ。この人は私の中ではどうにも「ゴーストバスターズ」や「3人のゴースト」(古すぎる?)のイメージが強すぎて、歴史上の人物と結びつかない。
とは言っても、ルーズベルト大統領をよく知っているわけでもないので別に先入観はないのだが、近年は彼の作品を観ていないので、案外別人の感覚で観られるかな、とも思う。

この映画では、大統領の身近で彼を支えた女性たちがデイジーの他にも登場するらしい。大統領の妻エレノアと母のサラだ。二人ともその立場上、ルーズベルトじゃなくたって、男なら誰でも少なからず影響を受けるであろう女性と言えるだろう。その二人に挟まれた感じになるデイジーの立ち位置は微妙なんだろう、と作品を観る前から想像はつく。二人の関係をイギリスのジョージ6世夫妻の初訪米という出来事の中で描いていくとなると歴史好きとしては、当然観たくなるというもの。デイジーを演じるのは、ローラ・リニー。地味だけど、これまで数々の様々な作品に出演している女優。きっと、ほっとなるような作品なんじゃないかなと勝手な想像だが、そんな気がする1本。是非、観てみたい。(2013/09/04)

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