楽園の瑕

Ashes of Time/東邪西毒 1994年 香港作品
監督:ウォン・カーウァイ
出演:レスリー・チャン、レオン・カーフェイ、ブリジット・リン、マギー・チャン、トニー・レオン、ジャッキー・チョン、カリーナ・ラウ、チャーリー・ヤン


特別注目していたわけでもなかったが、久しぶりに香港映画も良いかなと見たのが、この映画。同じ頃、ジャッキー・チェンの『酔拳2』が公開されていましたが、こちらはカンフーではなく、中国剣劇とでも言うのでしょうか? 日本で言うところの暗殺を請け負う荒野の素浪人と、その仲介を生業とする裏家業の口入屋が主人公。

それぞれを『ラ・マン/愛人』で人気が爆発したレオン・カーフェイと、歌手でもあり『さらば、わが愛/覇王別姫』が印象的だったレスリー・チャンが演じています。ストーリーに惹かれて観たと言ってもいい映画です。

また、話題のウォン・カーウァイ監督という点も見ようかなと思った理由の一つ。実は監督のヒット作の『恋する惑星』は、まだ見ていないんですが、心血と時間を注いで作ったと監督自らが言うこちらの作品の方が惹かれたのも事実。

1人の女を巡る2人の男の友情と闘い。その対比的な人生を軸に関わっていく様々な事情を抱えた男女の生き様を描くこの映画は、中国の時代劇でありながら、その撮影の仕方は独特でちょっとSF的。時には見ずらい感じも与えるけれど、ストーリーを妨げるほどでもなく、もう一度見たいと思わせる作品の一つとなりました。

ラスト近くでの「本当に忘れたいと思うことがあったなら、心に深く刻みつけることだ」というレスリーのナレーションが印象的です。また、共演女優の美しさもハリウッドにはまけてませんよ! 撮影はこのあとで注目されたクリストファー・ドイル。その点でも一見の価値ありそうです。(2000-06- 13)

追記:いろいろと話題のあった作品のひとつですが、2008年に終極版というDVDが発売になっているようです。ウィキベディアによると題61回カンヌ国際映画祭で招待作品として上映されたとのこと。少し変更されているこのバージョンも観てみたいものです。(2019/06/25)

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