2020年1月公開のチェック映画

ダウントン・アビー(DOWNTON ABBEY)
2019年 イギリス作品 日本公開日2020年1月10日

あけましておめでとうございます。
今年こそは定期的に更新を! これを目標にしたいのですが、どうなることやら。あとちょっとのサイトの引っ越しもまだ終わっていませんが、今年もよろしくお願いいたします。

2020年最初のチェック映画は、ずばり、これです。他にも注目作はありますが、私自身もはまりにはまったこのドラマの映画化。これを外すことは出来ません。本来ならば、ドラマをChannel36で紹介しておくべきところだったのですが、引っ越しが尾をひいて、ずっと更新できずにいました。もう、この際、ドラマは後回しで今回公開の映画をトップページで紹介です。

あれこれいろいろあり、メアリーやイーディスといったヒロインたち、また下の階の使用人たち、マシューの母たちもハッピーエンドで終了したドラマでしたが、映画版ではまた一荒れありそうです。

私が思うにこのドラマの面白さは、イギリス上流階級である貴族の内幕やスキャンダルといったいわゆるお屋敷の地上の暮らしぶりを描くだけでなく、その貴族の生活を支えるお屋敷の下でまさに縁の下の力持ちと言える使用人たちの世界も十分に垣間見ることができることです。この二つの世界が、ただの平行線ではなく、時に交わり、時に途切れながらもただの主従関係というだけでなく、人と人としての絆となり信頼や思いやりとなって力強いものとなっていく人間関係、そこに現代の我々の暮らしとは違う世界でありながら共感を感じることの出来る物語となっている。

貴族と平民なので、超えることのできない一線はあり、それを破ることはない暗黙の了解のようなものは確かにあります。でもそれが、ただの身分社会の時代錯誤的なものであると言い切るのは、間違いのような気もします。人にはそれぞれに「相応」というものがある。これはいつの時代も同じです。自分の分を知ることは誰にとっても必要であり、それがうまく生きていく術の一つでもあります。

このドラマについてはいずれ、Channel36で紹介するとして、映画版はドラマをさらに上回る映像美でイギリスのカントリーサイドの様子を見ることができるということ。ドラマ内でもお屋敷の素晴らしさや家具調度品の美しさ、衣装などの美しさは素晴らしかったけど、映画はそれ以上となると、女性ファンには見逃せない部分でもありますね!

本当にイギリス作品では、男女問わず衣装がとってもおしゃれで素敵。欲しくなってしまうものばかり(もちろん、着られるかどうかや着こなせるのかどうかは別問題だけど)。
さあ、またダウントンの世界でうっとりしましょう! ドラマを観たことがない初めて観る人も十分楽しめるとの噂です。私も劇場で観たいなあ、と思っています(2020/01/11)