トゥモロー・ネバー・ダイ

Tomorrow Never Dies 1997年 アメリカ作品
監督:ロジャー・スポティスウッド
出演:ピアース・ブロスナン(ジェームズ・ボンド役)、ジョナサン・プライス(エリオット・カーヴァー役)、ミッシェル・ヨー(ウェイ・リン役)、テリー・ハッチャー(パリス役)、ジュディ・デンチ(ボンドの上司M役)、デスモンド・リュウェリン(Q役)、サマンサ・ボンド(ミス・マネーペニー役)


期待のブロスナン・ボンドの二作目。ボンドシリーズの中では私の一番お気に入りのジェームズ・ボンド。もちろん、ショーン・コネリーもロジャー・ムーアもよかったし、好きではある。とはいえ、やはり私の中ではピアースが一番のボンドかなあ。もともと、彼が好きな俳優であることも理由と言えばそうかも、だけれど。ロードショーを見逃してしまい、やっとビデオで再会!

前作でも、あっと驚くシーンや面白い秘密兵器の数々、そして美しく強い女性たちとの熱いロマンスなど十分に楽しませてくれましたが、私は今回の方が好き。何と言ってもミッシェル・ヨーがやはり光ってました。これまでの共演女優とはひと味違っていた気がします。東洋人なので日本人の私たちには親しみやすいのかもしれませんが、以前から気になっていた女優なので彼女のこの活躍は期待通りで嬉しかったし、「かっこいいー」と叫びたくなってしまいます。

これまでの共演女優は、お色気が全面に出過ぎていて「華」と言う印象が強かったように思うのです。国際犯罪の事件を危機一髪の連続で乗り切りつつ、かっこよくスマートに解決するという筋書きの堅さを和らげるためにも美しい女優陣の出番は必要なんでしょうが、女性ファンはボンドのかっこよさだけじゃなくて、共演女優もチェックしている点も、もっともっと考慮してほしいし、そうであることを次回作も期待したいものです。(1999年)

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