ジェームズ・スペイダー

James Spader

海外ドラマ「ボストン・リーガル」で日本でも随分知られるようになったと思うジェームズは、久しぶりにスーパードラマで放送された「ブラックリスト」でまたまた日本にもその姿を見せてくれて嬉しかった。

そのジェームズからはちょっと想像できないが、彼は若い頃はBPやYAスターと呼ばれる俳優達と活躍した二枚目スターだ。本当にハンサムだった。いや、今もそうだとは思うけど、20代の頃の彼は顔ももっとほっそりしてして、ふさふさの髪が王子様のようだった。だからといって正当は二枚目の役ばかりではなくて、ちょっとワルだったり、困った男だったり、それはそれでまたかっこよかった。

今はすっかり中年のおじさんみたいになっているけど、それでも「ブラックリスト」でみせるレッド役は、昔の彼を(彼の役を?)彷彿とさせるものがある男だ。

やはり代表作は「セックスと嘘とビデオテープ」か? 「ぼくの美しい人だから」が公開されたときもかなり話題になっていた。私自身はそれほど好きな作品ではないけど(彼がおばさんみたいな女性に恋なんて、あり得ない!と思ってた。演じたのはスーザン・サランドン)、ハンサム青年にひたむきに愛される女性は今になってみると(自分が中年という年齢になってみると)憧れちゃうかもしれないなあ、と正直思う。

とは言っても、私が結構気に入っているのは、「スターゲイト」のダニエル役。メタルフレームの眼鏡をかけた地味な学者役は新鮮でよかった。ドラマ化されるときも彼にダニエルを演じて欲しいくらいだった。もちろん、ドラマでダニエルを演じたマイケル・シャンクスも映画のイメージ通りですごくよかったけど。

そして大ヒットしたドラマ「ボストン・リーガル」。実は私はこの作品を観ていないので、ぜーんぶ観たい(第5シーズンまであるのは大変だけど)と思ってはいるのだが、なかなか時間が……。アラン役で初登場した「ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル」の方も全部は見終わっていないしなあ……。ともあれ、「ブラックリスト」で昔を思い出しつつ、また映画でのジェームズの姿を期待するのであった。(2015/02/08)


映画代表作品:「マネキン」(1987年)、「レス・ザン・ゼロ」(1987年)、「セックスと嘘とビデオテープ」(1989年)、「ぼくの美しい人だから」(1990年)、「トゥルー・カラーズ」(1991年)、「ウルフ」、「スターゲイト」(1994年)
当サイトでの紹介作品:ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル」(1997-2004年 TVシリーズ ジェームスの出演は第8シーズン)