2013年12月公開のチェック映画

47RONIN(47 RONIN) 2013年アメリカ作品
日本公開2013年12月06日

先日、新聞で残念な記事を見つけた。ポール・ウォーカーの死亡記事だ。特別ファンでもないけれど、私は「NOEL ノエル」、「父親たちの星条旗」の2本を観て、注目俳優かなあ、と感じていた。爆発的なヒットとなった「ワイルド・スピード」は彼の代表作と言ってもいいだろう。まだ40歳! 若い! 友人と共に自動車事故で死亡とは本当に残念である。ファンかどうかというよりも若い日の死はやはり堪えますね。お二人のご冥福をお祈りします。

さて、今月の私の注目作品は、「愛しのフリーダ」と「永遠の0」と「47RONIN」の3つ。「愛しのフリーダ」は、ビートルズの秘書を務めたフリーダ・ケリーのドキュメンタリーとのこと。これは興味惹かれる。世界の音楽界に燦然と輝くビートルズの秘書である。彼らを内側から観てきた女性、しかもメンバーの恋人や妻と言った立場ではなく、仕事を通してどう係わってきたのか。最初は一ファンだった彼女がいかにしてメンバー達を支える女性の一人となったのかは、ビートルズファンでなくても興味がそそられる話だ。

「永遠の0」は百田尚樹原作の映画化。本は大ヒットした。原作は私は読んでいないけど(読みたいとは思っているが)、当然注目されている作品のひとつだろうと思う。監督も「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」を撮った山崎貴監督と聞くとやはり観てみたい気持ちにもなろうというもの。若い出演者を固める脇役俳優達もいい。

しかし、ここは12月でもあるし日本人なら、赤穂浪士、忠臣蔵をベースにしたという「47RONIN」でしょ。なんて、こじつけに近いが、好きな真田さんやキアヌ・リーヴスが出ているこの作品がようやく公開にこぎ着けたとなれば(随分先送りにされた)、ファンの一人としては観たい。共演に浅野忠信、菊地凛子とハリウッドでも活躍している日本人俳優の他に、赤西仁が大石主税役で出演しているとなると、彼のファンも観たいのでは、と思う。KAT-TUNを去ってからの彼の情報が少ないかな(ファンの人たちは情報入手しているのかもしれないが)、なんて感じていたので。監督のカール・リンシュはこれがデビュー作とのこと。

ちょっと注目は、本編字幕監修が沖方丁という点。各文学賞も受賞している作家兼クリエーターとして活躍する彼は時代物も書いているので、字幕監修として参加しているなら、この作品は吹き替えじゃなく字幕で観るべきかな、とも思う。そんな注目点をチェックしつつ、やはり年末は忠臣蔵で締めるのが日本流でしょ。(2013/12/05)